氷川きよしの性別の現在。カミングアウト前と比較。ジェンダーレスとLGBTの違い

氷川きよしさんといえば、デビューした頃は”演歌のプリンス”と呼ばれ、演歌に新しい風を呼び込む期待をされていました。

しかし、今になってみれば、ジャンルは演歌だけでなくロックやポップな曲を歌うし、衣装も中性的になっております。

久々に氷川きよしさんの姿を見た人は”何が起きた?”と驚くことでしょう。

数年でメイクや雰囲気が様変わりし、オネエ化したことで世間を驚かせた後に、「本当の自分を表現していきたい」という理由からジェンダーレスを告白しました。

氷川きよしさんがカミングアウトした真相から、ゲイなどを表す"LGBT"との違いまで、詳しく解説してみたいと思います。

氷川きよしがジェンダーレスをカミングアウト。性別の壁を変えた表現者へ進む!

氷川きよしさんといえば、演歌界の貴公子・プリンスと呼ばれ人気を博しました。

30代、40代になっても衰えないイケメンぶりに、演歌ジャンルに興味のない女性まで彼の美しさを讃えていました。

ただ、メイクや衣装の雰囲気が、ちょっとずつ女性らしい格好に近づいていくと、ファンは違和感を感じ始めました。

立ち振る舞いまでもどんどん女性らしくなり、兼ねてからオネエ疑惑が持ち上がりました。

そして、2019年に雑誌インタビューにて自ら、長年抱えていたという秘密「ジェンダーレス」をカミングアウトしました。

「演歌でデビューして、ありがたいことに皆さんに受け入れていただけて、歌の世界に青春を捧げていました。

でも、求められるイメージに追い付いていくのに精いっぱいで……。年齢を重ねるごとに、もっと自分らしくでいいかな…と感じるようになってきたんです。」

1回の人生だから、悔いなく好きなように自然体で生きたほうがいいと思うんですよ。

年齢と共に「もう時間がない」と思ってしまうので、「人にどう思われるか」より「自分がどう生きるか」が大切だな、と。

2019年12月28日の「紅白歌合戦」のリハーサルでのインタビューでは、

「限界突破で、このドアを開こう。誰も切り開いていない道を1人で切り開くのは大変だけど、摩擦とか怖がっていたら、次のドアは開けない」

「きよし君にはさよなら。きーちゃんとして、より自分らしく、ありのままの姿で紅白で輝きますから」

と、これまでの”氷川きよし”とは別れて、これからは新しい自分で勝負すると息混んでました。

女性っぽかった子供時代。イジメの経験から”男が女らしさを出したらダメ”と悟る

氷川きよしさんは、ファッションやメイクだけでなく、振る舞いまでもが女性らしくなり、オネエ疑惑が持ち上がり、ついに2019年に自らカミングアウトする形になりました。

氷川さんは子供の頃から女の子っぽい見た目で、よくイジられて苦労したようです。

その頃から、

「自分をさらけ出したらダメだ」

と思うようになったそうです。

演歌歌手としてデビュー後も、演歌の世界・男の世界で生きていこうと頑張っていましたが、

どこかで何か違う…

と感じていたそうです。

長きに渡り、求められるがままに”男らしさを”演じてきた氷川さん、当時からずっと本当の自分との葛藤があったそうです。

カミングアウトした2019年というのは、氷川きよしさんのデビュー20周年記念の年だったということで、節目の年を迎えるにあたり、

“これからは本当の自分を表現していきたい”

という想いが強まったのです。

氷川きよしはジェンダーレスで「LGBT」ではない。違いの詳細

氷川さんの容姿の劇的な変化が注目されていますが、そもそも「ジェンダーレス」のことをよく知らない方も多いのではないでしょうか。

氷川きよしさんが公表した「ジェンダーレス」とは、ゲイやレズなどを表す「LGBT」は違います。

ネット上では、氷川きよしさんがLGBTであるとの声が多いですが、それは勘違いです。

世の中的にもLGBTという呼び方を聞いたことがあっても、どういう人達のことを指すのか正確に理解している方は少なく、実際紛らわしいですよね。

”ジェンダーレス”とはジェンダー(男女の社会的・文化的な区別)がないことを示す

氷川きよしさんが公表したジェンダーレスとは、ジェンダー(男女の社会的・文化的な区別)がないことです。

もしくは、”性的な区別をなくそうとする考え方”のことを指します。

簡単に言えば、

・性別の枠に囚われない見方

・性別を超えたメイクとかファッションを自由に楽しむ

というようなことです。

氷川さんは、

「これまでは、本当の自分を出さないように、出さないように生きてきた。 人生の後半は、それを表現していく生き方をしたい」

と語っており、決して男性が好きだとは発言していません。

あくまで男性的なことしか表現しないことが、音楽を通じて自分の形を出す邪魔になる、自身の想いと反する”男らしさ”を求められ、長きに渡り悩み続けていたということです。

「世間が求める『氷川きよし』の姿とは違う。あくまで『演歌の王道』を歩んで欲しい、男らしく生きて欲しいって言われると、自殺したくなっちゃうから、つらくて……」

そして、よく勘違いされるLGBT”とは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの4つの頭文字をとった総称です。

  • Lesbian(レスビアン) : 女性同性愛者
  • Gay(ゲイ) : 男性同性愛者
  • Bisexual(バイセクシャル) : 両性愛者
  • Transgender(トランスジェンダー) : 身体と心の性が一致しない

ジェンダーレスは「性同一性障害」とは違い、あくまでも自分自身の考え方なので性に障害を抱えているわけではありません。

氷川きよしのカミングアウト前と後の違い。昔の若い頃からメイクが中性的だった

今の若い子は、2000年代初頭の氷川きよしさんを知らず、急にお姉らしい格好で現れた歌手としか思っていないことでしょう。

実際は若い頃はジャニーズ風なのに演歌歌手というギャップが衝撃なぐらいで、お姉らしさは0でした。

2010年頃から、女性的なメイクに近付いていきました。

2014年頃からは、衣装も仕草も女性らしくなりました。

2016年頃からは、見た目だけでなく、音楽性やステージングなども中性的になっていきました。

ジェンダーレスを告白した2019年の前年の2018年には、すでに髪型まで女性的となっています。

この頃にはすでにネット上で、氷川きよしさんに対するお姉疑惑が強くありました。

綺麗な足を出しての始球式や一人称「あたし」

自分がジェンダーレスだと明かしてからの氷川きよしさんは、あたし?はい、好きですよ」とナチュルにオネエ言葉を使用すつなど、言動も行動も女性らしくなりました。

2019年8月8日の「明治神宮野球場」における東京ヤクルトスワローズvs阪神タイガースの始球式では、綺麗な生足を出して始球式に挑みました。

あまり音楽事情に詳しくない阪神ファンからは「どないしたん?」という反応も多くありました。

実はカミングアウト前から男性2人と熱愛報道があった

2019年にジェンダーレスをカミングアウトした氷川きよしさんですが、実はその手前に2人の男性と週刊誌に載りました。

2006年に台湾で平井堅さんと手を繋い歩いてる姿を、地元の新聞に撮られました。

2010年に俳優の松村雄基さんとのツーショット画像がフライデーされています。

氷川きよしさんが松村雄基さんのお尻のポケットに手を入れていると思われる手の位置に、二人の交際が囁かれました。

つまり、昔から根強いファンの間では、氷川きよしさんの女性的な一面は知られていたということです。

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