チバユウスケさんといえば2023年の冬に亡くなった伝説のロックスターです。
古くはガレージ系バンドのTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのボーカルとして、近年は「berthday」のギターボーカルとして活躍されました。
今日はチバユウスケさんの魅力、特にファッション的な部分について書いてみたいと思います。
チバユウスケはロックファッションのアイコンとしても愛された。絶妙なシルエットセンス
生粋のロックスターであったチバユウスケさん。
音楽性だけでなく、ファッションセンスの良さも認められ、後世のバンドマンに影響を与えました。
ジャンルとしては矢沢永吉さんやローリングストーンズのようなキラキラしたバンドマンではなく、甲本ヒロトさんやラモーンズのような、骨っぽくて男らしい感じですね。
実際にチバユウスケさんは甲本ヒロトさんに影響を受けており、プロになって認められた後は交友も持っていました。
ミッシェル時代のスーツや革ジャン
チバユウスケさんの魅力といえば、シュッとしたシルエットです。
まるで70年台を抜け出してきたような極端に細いスタイルと、ガレージバンドの音楽性が良い感じに噛み合っていました。
悪くいえば”古臭い”スタイルだったのかもしれませんが、所属するバンドでスーツや革ジャン+デニムで揃えたり、時代を感じさせない脱トレンド的な構えが長く愛されました。
ちなみにミッシェル時代にメンバー全員で着ていたスーツは東京都にある「並木」というお店で、ミッシェルの影響で同じようにスーツを仕立てに来る客が多かったそうです。
チバさんが着用したTシャツやサングラスを真似て購入する人も大勢いました。
ドクターマーチンやエンジニアブーツの履きこなし方が粋!
チバユウスケさんのファッションは、足元に注目が集まることが多いです。
過去にファッション雑誌にモデルとして登場したこともあれば、私服のこだわりについてインタビューで答えたこともあります。
ドクターマーチンはつま先の潰れたオールドスタイルにこだわり、エンジニアブーツは同じ物を何度も履きトレードマークとしていました。
若い頃はエンジニアブーツで高尾山を登った都市伝説もありました。
あー、それは本当だよ(笑)。2回登った。エンジニアが一番楽なんだよ。エンジニアはね、よくできていて、そこら辺のスニーカーで行くより絶対にいいと思うけどな。足首も守ってくれるし。1回目か2回目か忘れたけど、イマイ(アキノブ)くんとも登ったよ。そしたら、The Birthdayを辞めちゃった(笑)。まぁ、それは冗談なんだけど。っていうか、なんで知ってんだよ、そんな話!
この都市伝説についてはチバユウスケさんが晩年のインタビューで認めており、実際は1度ではなく2度であったことが発覚しています。
ちなみに生前に頻繁に出演していたフジロックでは、何でみんなが山登りのような格好をしているのか疑問だったそうです。
晩年は体にガタが来たとしてスニーカーを履く場面が増えていましたが、それでもチバさんが着用したエンジニアブーツが売れるなど真似する人は大勢いました。
チバユウスケの身長は173センチ。小さく見えるのは細身+デカいギター(グレッチ)が原因?
チバユウスケさんの身長の公表は173センチです。
しかし、ステージ上のチバユウスケさんを見ていると、もっと小さく見えます。
身長173センチに対して体重53キロ(BMIにして17.7)と極端に体脂肪がないことが理由の1つかもしれません。
また、ミッシェル時代のギター・アベフトシさんが身長187センチと極端な高身長で、横に並んでる印象が強いのも原因でしょう。
長く愛用していたギター・グレッチがあまりにも大きく、腰から下が隠れていたのも理由だと思われます。
チバユウスケ愛用のギター”グレッチ”と身長。ベンジーと一緒
身長173センチあるにも関わらず、ステージに立つと小柄に見えるチバユウスケさん。
その原因の1つとして、使用してるギターが大きかったことと、チバさんが細すぎたことがいえます。
チバユウスケさんが使用してるギターはギブソンの”グレッチ”のテネシーローズです。
従来のギターよりもサイズ感が大きく、ほっそりしたチバユウスケさんが抱えると余計に大きく見えます。
ちなみにこのグレッチは同世代のブランキージェットシティのベンジーさんも愛用していました。
浅井健一さんは身長171センチでチバさんより2センチ小さいですが、骨格がしっかりしてるので、チバさんほど小さくは見えません。
つまり、ステージ上のチバさん小さく見えるのは、使用ギター”グレッチ”が大きいことに加えてチバさんが細すぎたことがいえます。