日本を代表する指揮者である井上道義さん。
2024年に引退を発表しましたが、引退の理由とは何なんでしょう?
また、両親や嫁・子供などの私生活はどうなっているのか?
若い頃のかっこいい姿と共に、これらの情報を整理していたいと思います。
井上道義は2024年で指揮者を引退。理由は年齢?ブログでは”思い通りに生きた”
井上道義さんといえば、マーラーの交響曲全曲演奏会や、ショスタコーヴィッチの交響曲全曲演奏会を成し遂げた日本を代表する指揮者です。
そんな井上道義さんは、自身のブログの中で2024年12月30日を持って指揮活動からの引退を表明されました。
名前 | 井上 道義(いのうえ みちよし) |
生年月日 | 1946年12月23日 |
出身地 | 東京都 |
学歴 | 桐朋学園大学 |
職業 | 指揮者。ピアニスト。 |
配偶者 | ホールMUSICASA主宰の黒田珠世 |
井上道義の早過ぎる引退。指揮者を辞める理由は年齢や満足感?
井上道義さんは2021年11月29日の自分のブログの中、2024年12月を最後に指揮者を引退すると発表しました。
道義は2024年12月をもって引退を決めました。
年寄りとみれば訳もなくこの業界で祭り上げられる老練指揮者とか、
震えフラつく枯淡の境地?のシテ演者、滑舌が落ちた役者、政治家とか
煽てられての存在は勿論、脳も身体も元気でない長生きというのも
俺は嫌なのだ。
ごめん。決めた。
ブログの文面を読んでいる限り、引退の理由には年齢の問題が強くあると勘ぐれます。
指揮者といえば、80歳や90歳でも現役でご活躍される方が大勢います。
そんな中で、井上道義さんは78歳(2024年12月時点)と、指揮者にしては早過ぎる時期での引退を決断してるという点で、年齢的な問題が想像できます。
井上さんのブログのブログには、”年寄りとみれば訳もなくこの業界で祭り上げられる老練指揮者”、”脳も身体も元気でない長生きというのも俺は嫌なのだ。”との言葉があります。
つまりは、自分のなりの仕事できるギリギリの年齢で引退したいと考え、”年寄りでも頑張ってる”と祭り上げられる状況まで指揮者を続けるのが嫌だということです。
井上道義は2014年に咽頭がんを患い2023年にも入院
78歳での早期引退は、井上道義さんなりの引き際の美学です。
しかし、一部では、”単純に健康問題が関係してるのでは?”という憶測もあります。
井上道義さんは2014年に咽頭がんを患い、公演出演を休止していたことがあります。
また、2023年にも体調を崩して入院し、仕事をお休みしています。
2024年の引退に関して、健康的な理由が予想されてしまうのは、自然なことです。
井上さんは喫煙もアルコールもやらず、不摂生も控えるなど健康的な生活を送ってきた中での体調不良でした。
決して致命的な病気を抱えてるわけではないので、引退と直接は関係ない可能性が高いです。
井上道義の嫁と子供など家族構成。父はアメリカ人でハーフ。
井上道義さんは日本生まれの日本育ちですが、実は父親はアメリカ人です。
つまり、井上道義さんはアメリカ人と日本人のハーフということになります。
育ての父 | 井上正義(アメリカ育ち) |
実の父 |
ガーディナー中尉(ドイツ系アメリカ人の米兵) |
母親 | 井上迪子。資生堂勤務 |
兄弟 | 3歳年下の妹。バレエダンサー |
嫁 | ピアニスト・黒田珠世 |
子供 | 娘? |
育ての父と、生みの父は別に存在し、生みの父親はアメリカ兵だったようです。
井上道義の父・正義と母・迪子。アメリカの大学を主席で卒業し資生堂で働く
育ての父・井上正義さんは日本人ですが、アメリカ生まれで、祖父は広島県からの移民でした。
日本人の父親はアメリカへ移民した日本人です。
父・正義さんはアメリカの大学を主席で卒業しましたが、当時は日本人差別に苦しみ就職が難航し、日本で仕事を探すこととなり帰国。
日本に移り住んで資生堂に就職し、職場で10歳年下の母・迪子さんと出会い、1938年に職場結婚しました。
結婚後に第二次世界大戦が始まり、父がアメリカ人であった正義さんは日本を追われ、フィリピンに逃亡し、迪子さんも船で正義さん追いかけ夫婦でフィリピンに逃れる形に。
フィリピンでは工業などの仕事に就きましたが、終戦間際にはフィリピンでも居場所を失いジャングルに逃亡、終戦を知ったのはジャングルの中だったそうです。
帰国後に母・迪子さんは年下のアメリカ軍のガーディナー中尉(ドイツ系アメリカ人)と出会い、道義さんを身籠ったのです。
日本に帰って来た時に、うちの父親は女の人が好きな人で…母のことを顧みなかったときに、母は素敵な米軍の男に惚れて僕が生まれたんです。
父親は”正義”という名前なんだけど、赤ちゃん見たけど「絶対に俺の子じゃない!」って言って、どうするとなって…「俺の子供として育てる」と言って、”道義”という、道義的な名前を付けたんですよ(笑)。引用:Dream Heart
道義さんのハーフ顔を見て、正義さんはすぐに自分の子供ではないと気付いたそうですが、道義さんを自分の子供として立派に育てあげたのです。
井上さんが育ての父・井上正義さんが実の父ではないと知ったのは、父が亡くなった数年後の45歳の頃で、当時は衝撃を受けたそうです。
夫婦は自分らの子供がアメリカ人の血が入っていることを、周囲に一生懸命に隠していたとのことです。
井上正義の3歳年下の妹は踊り手
井上正義さんには3歳年下の妹がいます。
妹に関してはたまにインタビューなどで触れたりもします。
10代の頃はバレエ・ダンサーを目指しましたが、僕の体は硬かった。3歳下の妹は今も現役の踊り手で、「指揮者にならないで踊っていたら、この年齢まで持たなかったわよ」と憎まれ口をききますけれど、そのとおり。引用:NHK交響楽団
2011年の朝日新聞のインタビューで、妹がバレエをやっていると発言していました。
幼少期の妹とのエピソードなどはありませんが、かつて井上道義さんもバレエダンサーに憧れたということで、妹のことはリスペクトしていることでしょう。
井上道義の嫁はピアニストの黒田珠世
妻の黒田珠世さんはピアニストであり、ホールMUSICASA主宰者でもあります。
1979年に結婚しました。
結婚当時、井上さんは33歳で、嫁の黒田さんは24歳でした。
馴れ初めの詳細は不明ですが、お互いにクラシックミュージックに関わる仕事をしているので、仕事関係で出会ったことが想像できます。
嫁・黒田珠世さんの義父はコクヨ創業者一族で同社常勤監査役を務めた黒田敏之助さんで、同社創業者黒田善太郎の次男であります。
珠世さんは1995年11月18日に東京都渋谷区にホールMUSICASAを作り、ホールは現在でも安定した稼働率を誇り、敏腕オーナーぶりを発揮しています。
井上道義に娘がいる噂。服部百音はガセネタ!
1979年の33歳の頃に結婚した井上道義さん。
結婚した当時、嫁が24歳だったということで、その後に子供が生まれてる可能性は十分にあります。
昔から”娘が1人いる”という噂があります。
しかし、現在までに夫婦の言及から我が子の話題は一切なく、ペットの犬やアヒルの話題ばかりです。
”子供はいない”との見解が強いのです。
ちなみに2024年4月に「徹子の部屋」で共演したヴァイオリンミュージシャンの服部百音さんを娘だと誤解してる人が多いです。
実際には井上道義さんと服部百音さんは親子ではありません。
井上道義の若い頃がかっこいい!普通にハーフ顔イケメン
井上道義さんといえば、ハリウッドのコメディスターのようなユーモラスなキャラが人気です。
明るくてコミカルで楽しい人!というイメージの方が強いですが、実は素材的にはなかなかのイケメンなのです。
↓14歳の頃から目元の表情が豊かで男前です!
↓成人して髪の毛が長くなった姿。
普通に俳優レベルのイケメンです!
↓1980年の34歳の頃の井上さんは完成された色気があります。
この頃はまだ自分がアメリカとのハーフだと知らなかったそうです。(※45歳の頃に知る)
まとめ
井上道義さんの指揮者引退の理由は、歳を召して讃えらるような形に自分がなるのは嫌だということ。
直近で体調不良で休演していたことから、健康面も引退の理由ではないか?との説もある。
父親は育ての父親と実の父と別にいるが、育ての父は自分を我が子のように育ててくれた。
実の父親はドイツ系アメリカ人で、井上道義さんはアメリカ人とのハーフである。
バレエをやっている3歳年下の妹がいる。
嫁はピアニストの黒田珠世さんである。
子供は娘がいるとの噂があるが、本人の具体的な言及がないので、子供自体いない可能性もある。
ヴァイオリンミュージシャンの服部百音さんが井上さんの娘だと勘違いしてる人もいるが、それはガセネタである。