青木家といえば、2000年代にTBSから放映された大家族です。
合計で9回も放送されるなど、大家族の中でも人気シリーズでした。
そんな青木家ですが、続編が終了した後に娘が父から性的虐待を受けていたことを週刊誌に暴露するなど一悶着ありました。
娘の旦那が轢き逃げ逮捕されたり、その後に娘の主張が嘘だという声が出た、色々とめちゃくちゃです。
今日は青木家の詳細と現在について書いてみたいと思います。
あずみさんと父の関係についても誤解されている方が多いようなので、整理して書いてみます。
青木家とは?大家族の次女・あざみが10代で3人出産(番組では2人)。家族構成と父親
2004年2月13日の『お母さん帰ってきて! 完全密着594日! 3男4女8人激闘大家族! 涙の大捜索スペシャル』(TBS)から、9回に渡って放送された「青木家」。
女4男3の大家族です。
父・信義さんと母のフィリピン人の女性は共にバツイチで、子供が1人ずついました。
母の連れ子があずみさんで、父の連れ子は番組には登場せず、存在が伏せられていました。
フィリピン人の妻が突如蒸発し、その後に父は7人の子供のシングルファザー(※実際には8人)になりました。
蒸発した妻の連れ子のあざみさんは女子高生にしてシングルマザーだったとして大きな話題となりました。
番組ではシングルファザーの父・信義さんよりも、10代にして2回の妊娠と出産を繰り返した次女・あざみさんに注目が集まりました。
(※放送ではあざみさんは長女扱いでしたが、その後に上に姉がいることが発覚しています。ここではあざみさんを事実通りに次女として扱います。)
父 | 信義 | バツイチ |
母 | 不明 | バツイチ。放送時点で蒸発。父の19歳年下。フィリピン人。 |
長女 | 不明 | 不明。※信義さんの連れ子。番組には登場せず。 |
次女 | あざみ | 1988年生まれ。※フィリピン人の母の連れ子 |
三女 | あけみ | 1990年生まれ |
四女 | あいら | 1994年生まれ |
長男 | 義彦 | 1994年生まれ |
次男 | 翔 | 1996年生まれ |
三男 | 優 | 1998年生まれ |
五女 | あすか | 2000年生まれ |
次女のあざみが失踪した母を探しながら健気に母親代わり。高視聴率で感動する声も多数
ドキュメンタリー番組『ザ!激闘!大家族!!』は元々はTBSで放送されていた別番組の穴埋めのために急遽企画されたものです。
番組は母親が蒸発した直後から取材がスタート。
信義さんは大家族・青木家の大黒柱で建設関係の仕事に従事していました。
バツイチで長女の連れ子がおり、19歳年下のフィリピン人女性と結婚。
再婚後に三女・あけみさんが生まれて、四女・あいらさん、長男・義彦さん、次男・翔さんが生まれました。
父の連れ子の長女は番組には登場しておらず、兄弟の一番上は次女のあざみさんでした。
あざみさんは兄弟のトップということで、下の兄弟の世話をしてしました。
さらに16歳で妊娠&出産。
次女・さとみ | 2005年1月19日 |
三女・かなみ | 2006年10月3日 |
そして17歳でも妊娠&出産と、自分の子供の母親もしなければいけませんでした。
信義さんと正式には離婚届は提出していなかったようで、番組では母親を探し続けていました。
あざみさんは、
・実の母がいない環境で奮闘
・血の繋がっていない兄弟を我が子のように大切に扱う
・10代にして2度の出産し若くして母親として奮闘
と苦労尽くしで、視聴者からは応援する声が多数寄せられていました。
同番組は土曜日のゴールデンタイムに放送されていたことからも視聴率も良く、とても評判の良い番組でした。
青木家の闇。あざみが父からの性的虐待?旦那は逮捕。実は母とは会っていた・・・
青木家の密着の中でも最もインパクトがあったのは、あざみさんの第一子の出産と、1年後にも第二子を出産した場面でした。
中学を卒業したばかりの少女が2年連続で妊娠・出産というショッキングな出来事に、視聴者は釘付けでした。
番組は2006年3月に終了するまで、毎回高視聴率をマークしていました。
その後にあざみさんは「まっすぐに。」という大著書を出版して実売40万部というベストセラー。
公式でサイトで更新していたブログは、多くのアクセスを集めました。
ただ、その後に2009年9月に週刊誌「女性セブン」であざみさんが”青木家”の闇に関する告発をしたことがありました。
告発された内容は主に、
・中学生の頃から義父から性的虐待を受けていた
・産んだ子供は父の子
・産んだ子供は実はもう一人いる(※番組では2人しか紹介していない)
・小学生の頃から相当な悪をしていた
・実は自分は長女じゃなくて次女(※番組では長女扱い)
・母親はグレーな仕事をしていた
などです。
あざみの母が蒸発した後に父からDVと性的虐待。中学生で義父の子を出産
暴露によると、あざみさんの母親が失踪した直後から父親である信義さんの性的虐待は始まったそうです。
父の信義さんは非常に酒癖が悪く、酔うと暴言を吐きながらあざみさんに暴力をふるっていたようです。
性的虐待は家族全員で雑魚寝している部屋で、2日に1回のペースで行われたそうです。
中学2年生の頃に義父の子を妊娠し出産、同級生はあざみさんのお腹がどんどん大きくなっていくことに驚き、当時から周知の事実だったそうです。
番組では高校生になって第一子、第二子を出産したと伝えられましたが、実際は中学生2年の14歳の頃に1人目の子供を産んでおり、合計で3回の出産をしていたのです。
長女・ななみ | 中学2年の頃に出産(※番組では存在を伏せられていた) |
次女・さとみ | 2005年1月19日 |
三女・かなみ | 2006年10月3日 |
中学生の頃に産んだ子は育児が困難だった為に施設に入れたそうです。
ちなみに父のあざみさんへの執着は凄まじく、あざみさんに彼氏ができると激昂して普段以上に暴行を加え、皿を投げつけたり、時にはタバコの火を押し付けてきたそうです。
あざみは小学生の頃から荒れていた。フィリピン人の母は偽テレフォンカードの偽造など
あざみさんの母親はフィリピン人です。
母は真面目に働いているような方ではなく、偽テレフォンカードの偽造など、グレーな仕事にも手を出していたそうです。
あざみさんは生後間もなく施設に預けられ、母と暮らし始めたのは小学5年生の頃でした。
小学生の頃から精神的に病んでいたようで、当時からお酒やタバコを覚え、彼氏を作って初体験も済ませていたそうです。
あざみの暴露は金目当ての嘘?告発同時期に彼氏が死亡事故で逮捕
あざみさんが週刊誌に告白した内容は、当初は事実だと思われていました。
そもそも、放送当初から”母の連れ子が義父の家に残される””子供の父親が明かされない”という状況から、視聴者の間で実は義父の子を産んだのではないか?という疑惑があったのです。
しかし、その後にあざみさんの旦那である飯島広樹さんがひき逃げ死亡事故を起こして逮捕されると状況は一変しました。
あざみさんは旦那が逮捕された際に、ブログに「旦那は遠出してる」と嘘をついておりましたが、テレビでニュースが報道されるとすぐにバレました。
「旦那がパクられたから何?」
「旦那の事チビ達の事には、一切も-ふれないで!!旦那は旦那でちゃンと反省してンだカラ!!」
ブログに批判のコメントが来ると「逮捕されたから何?」と開き直った投稿をし、終いにはパス付き投稿に変えてしまう有様でした。
旦那の逮捕後にお金が欲しくてネタを売った?
あざみさんの人として微妙な態度に、これまで同情し応援していたファンの多くが批判側に寝返りました。
暴露ネタを週刊誌に売った時期は、旦那が逮捕されお金が必要な時期だったこと。
さらに、性的虐待の状況が非現実的だったことで、”お金目当てで売った”と嘘が疑われたのです。
非現実的だと言われた点は、
・全員雑魚寝の状態で2日に1回暴行され他兄弟が気づかない訳ない
・憎んでる父の子を3人も産む訳がない
・毎日DVを受けていた割には怪我がない。タバコの押し跡もない。
などです。
その他にも、近所の証言などから、日頃の行いに問題があったとされ、”お金目当てで嘘を付く可能性”が立証されたのです。
近所は有名なヤンキー家族?実は母は近所に住んでいて頻繁に会っていた
近所の方や知人の証言によると、青木家は近所でも有名な柄の悪い一家だったということです。
番組では兄弟のみんなが髪を黒く染めていましたが、実は元々はみんな金髪など派手な髪型をして、番組の為に黒に染め直していたそうです。
また、ずっと母親と会えない設定でありましたが、実際は母親は同区に住んでおり、あざみさんとは頻繁に会っていたそうです。
青木家の現在。あざみは子供3人を置いて家出?父が雑誌のインタビューに答える
青木家は多くの人に応援されながらも、放送終了後に色んな情報が飛び交い、今では闇っぽい一家として扱われています。
2015年に父親が「週刊文春」のインタビューに答え、一家の近況について答えていました。
インタビューの中であざみさんが19歳で家出していたことが明らかになっています。
家出した際に、あざみさんが産んだ3人の子供は置き去りで、その後は父が面倒を見ているそうです。
旦那さんが逮捕されて以降は連絡が取れず、消息不明だそうです。
雑誌にネタを売ったことを含め、今更父と顔を合わせるのは難しいかもしれませんね。
週刊文春に載った青木家の父のインタビュー。あざみの子供は”母はいない”
あざみさんが週刊誌にネタを売って以来、青木家には様々な噂や都市伝説が飛び交っていました。
19歳で自分の産んだ子供を3人置いて出て行き、結婚した旦那が逮捕されてからは連絡もない・・・。
あざみさんが置いていった3人の子供は大きくなり、現在では「母はいない」と言って納得してしまってるようです。
当時とは違う一室に住む、父・信義氏に近況を聞いた。
「相変わらずですよ。一緒に暮らしているのはあざみの置いていった子ども2人と一番下の女の子(高2)だけだけど」
そう話す信義氏の周りを赤ん坊がハイハイし、就学前の男児が遊んでいる。「3女の子ども。60越えたし仕事はあるときだけして、あとはこうやって遊びに来るから子守りだよ。男の子たち3人も皆、18くらいで所帯もって子ども作ってる。そのほうがあともラクだしいいじゃない」
孫たちには〃じぃじ″と呼ばれているという父に、あざみさんの近況を聞く。
「全然連絡とってない。旦那が刑務所入ったりして半年くらいは行き来してたかなあ。結婚が続いてるのかどうかもわかんない。でももう27だしね」
あざみさんが父に託した子は小5と小3になった。
「(会いたがったり)ぜんっぜんしない。孫は自分で『ママはいない』と言いますからね」
それでも、困ったりはしていないと明言する。
「ノホホンとしてますよ。世間はうちのことうらやましいみたい。だって子どもたちと一緒に、居酒屋行って飲んだりしてるからさ
お父さんはあずみさんがいないことで特に困っていることはないようです。
他の子供達が結婚して子供を産んだおかげで、毎日が賑やかで楽しいそうです。
一時時はイメージの悪かったお父さんですが、今は子供達を立派に育て上げた”本物”として高評価を得ています。
どちらかといえば、あざみさんが19歳で家を出た後から密着していれば、シングルファザーとしての父親ぶりが見れて良かったのかもしれません。