ドリカムが干された理由。不仲説や”気持ち悪い”など苦手意識(アレルギー)

DREAMS COME TRUEといえば、通称”ドリカム”と呼ばれ、国民的なバンドとして人気でした。

ボーカルの吉田美和さんの歌唱力は、日本ロック界の中でずば抜けており、現在でもボーカリストの実力ランキングで上位に入ります。

女性1人に男性2人という構成は、“ドリカム編成”と言われ、その後もEvery Little Thingやいきものがかりらが続いたほどに影響力を持っていました。

これまでに多くのヒット曲を生み出したドリカムですが、近頃はメディアへの露出が減っています。

一部では「ドリカムは干された」という噂が出るほどに、名前を聞かなくなりました。

メンバーの2人に不仲説があったり、元々は音楽性が受ける気ないという苦手意識を持つ人が多かったり、悪い噂も多くあります。

今日はドリカムがメディアへの露出が減った理由と、吉田美和さんと中村正人さんの不仲説、そしてドリカムが苦手だという人の意見についてまとめてみたいと思います。

DREAMS COME TRUEが干された理由は強い海外思考故。掟破りのレコード移籍

最近では滅多に名前を聞かなくなったDREAMS COME TRUE。

かねてからネット上では”ドリカムが干されてる”との声が出ていました。

干されてる疑惑については、リーダーの中村正人さんがインタビューの中で赤裸々に告白しており、事実であることがわかっています。

中村さんは元々は海外で成功することを目指しており、「500万枚売ることと、グラミー賞を獲ること」を一生の夢と語っています。

全盛期の1998年にはアルバム「SING OR DIE」を全米でリリースし、海外進出にもチャレンジしていました。

当時について、後に中村正人さんはインタビューの中で、

我々は、イギリスやアメリカから学んだ音楽がこんなふうに日本で消化されたっていうのをアメリカのマーケットに見せたかったんです。アメリカはその当時ヒップホップが全盛で、ロックもちょっとオルタナになってたんで。だからファーイーストなアーティストが70年代の伝統的な音楽をやってるっていう、それを持っていきたかったんです

と、ドリカムの音楽がアメリカやイギリスの音楽を吸収した形でウケると考えていたみたいです。
その後も中村さんの海外の夢は終わらず、この海外進出に際して、DREAMS COME TRUEはかなり強引にレコード会社をヴァージンに移籍してしまうのです。
実は当時のこの行動が“業界の掟”を破る行為だったことから、その後に干される原因となったのです。ようです。
しかも義理も人情もなくね。あのときのドリカムにとって、それはやっちゃいけないことだったんです。

だから当然干されましたよね。テレビ局からは閉め出されるし。ラジオでも我々の曲はかからない。そこで一度、ドリカムは完全に死にましたね。

この時期から、ドリカムはメディアへの露出が減ったと言うことです。

当時、東芝EMIの担当者から、

「どこのラジオ局に行っても『中村がいる限りドリカムはうちの局ではかけない』って言われる」
「中村さんが土下座して回ってくれ」

と言われたそうです。

ちなみに、当時の吉田美和さんの反応は、

「事務所が守ってくれなくてマサさんが悪者になるなら、もう私たちでやろう」

中村さんを責めずに、一緒に戦おうとしてくれたそうです。
そして、アメリカのマーケットから撤退し、日本で改めて事務所を作ったのです。
昔にお世話になった人に謝り続けながらも、5年ぐらいでようやく状況は改善されたそうです。

しかし、すでに業界との関係が修復されている割りには、メディアからドリカムの音楽が鳴ることは減りました。

シンプルに”売れなくなった””飽きられた”と言うことで、メディアが取り上げられなくなった可能性が高いです。

ドリカムは単純に飽きられて売れなくなった?メンバー脱退でファン離れも

かつて業界の掟破りをしてしまい、日本の音楽業界からそっぽを向かれてしまったドリカム。
その後に関係は良くなりましたが、メディアへの露出の弱さなどは相変わらずです。
音楽の売り上げも伸び悩み、ファンも減ってしまった印象です。
ある時期から「ドリカムアレルギー」と言う言葉がネットで流行ったりと、かなり逆行が強いです。
今のドリカムは、業界に干されてしまったと言うよりも、リスナーの変化に対応できなく、単純に昔ほど人気がなくなってしまっただけと言うのが核心です。

ドリカムの吉田美和と中村正人に不仲説が出た理由。喧嘩やギャラ分配などの関係?

DREAMS COME TRUEといえばボーカルの吉田美和さんと、リーダーでベースの中村正人の2人コンビです。

長いキャリアの中で多くの成功が手に入ったのは、この二人の才能と協力関係があってこそでした。

しかし、仕事の相性は良くても、それ以外ではあまり雰囲気が良くなく、古くからファンに”吉田と中村は不仲なの?”と疑われていました

不仲説が出るたびに、その説について2人のどちらかが否定していましたが、中村正人さんが2016年7月に放送された「関ジャム 完全燃SHOW」に出演すると、

「難しい人です。扱いにくい人間ですから」

「少女がそのまま大きくなった感じ」

「ぼくに対しては極悪の極みです」

と発言し、兼ねてからの不仲説を大まかに認めるようなことを口にしたのです。

さらには、吉田さんの隣で”良い人”のキャラクターを守るのが大変だという苦労も語り、放送直後はファンがSNSで様々な想いを書き連ねる事態となりました。

吉田美和と中村正人の不仲理由は音楽との向き合い方。嫌いな理由は人間性も含む

これまでにドリカムのためにメディアでピエロを続けてきた中村正人さん。

「関ジャム 完全燃SHOW」ではレコーディングでの吉田美和さんにストレスを抱えていることを「(吉田と)音楽的にぶつかるというより、人間的に許せないですね」と告白していました。

中村正人さんは「関ジャム 完全燃SHOW」への出演から1年後の2017年には「マツコの知らない世界」の2時間SPに出演し、そこでも吉田美和さんへの想いを告白されていました。

「彼女(吉田)は決して自分からプロモーションをした人間でもないし、デモテープを作ったこともない」

「まったくない(PRのアクション)です。だから僕はアンチ吉田なんです。僕が歩いて歩いて歩いて(プロモーション活動をすると)……そこにポンと(吉田)が乗ってくるんです」

「ドリカムは365日解散危機にある」

と語り、制作活動やプロモーションで受け身な吉田美和さんを批判し、解散の可能性は常にあったと振り返ったのです。

さらに、吉田さんの音楽に対してストイック過ぎる姿勢を、

「わざわざあんなにシンドイ思いをしなくても…」

と、付いていくのが大変であると話されていました。

ただ、マツコさんが「そう言いながらも良かったって思ってるんでしょ?」とフォローすると、中村正人さんは、

「商売的には最高ですよね」

と嬉しそうに発言しました。

ずっと、ひたすら不仲説や、中村さんによる吉田さん批判を聞かされていたファンは、最後の最後で一安心し、放送後のファンの反応も肯定的でありました。

商売人の中村さんと、職人の吉田美和さんがぶつかるのは仕方ないことで、合わないなりに結果を出してきたことを踏めると、総合的にとても素晴らしいユニットであることが伺えます。

ネットで噂された2人の不仲の理由はギャラや印税、男女関係?

中村さんが具体的な発言をする前から不仲説が出ていたドリカム。

昔から二人が不仲だと疑われていた理由は、

・ギャラや印税の配分に不満がある

・吉田美和さんの男性関係に中村さんが怒っている

・もしかしたら昔に二人が恋仲だったのかも?

と言うような内容がありました。

ギャラや印税に関しては、中村さんの番組内での発言を振り返ると、作業内容と共に不満があった可能性はあると思います。

しかし、男女の関係だったことや、吉田さんの男性関係に中村さんが嫌な気持ちになっていると言うのは、過去どこにも言及されていないので、一部の方の憶測の範囲で終わっています。

今後、ドリカムが解散するようなことがあれば、関係者のタレコミや中村さんの発言から、真相が語られると思われます。

ドリカムの楽曲が嫌いな人が多い?歌詞やメロディが苦手意識が多い

平成を代表するバンドユニットであるドリカム。

90年代は、聴かない人を探す方が大変なぐらいの人気を誇りましたが、00年代からは苦手意識を持つ方も出てきました

ゴリゴリに売り出されるイメージや、多くの著名人が絶賛すると吉田美和さんの歌唱力に、”そろそろいいよ”と跳ねっ返りが出てしまったとの説がありました。

中村正人さんが2017年に出演した「マツコの知らない世界」で、

「どうもドリカムが苦手だという方々がいる。マツコさんに象徴されるドリカムアレルギーをなんとかしたい」

と語っており、ドリカム側も、自分らに苦手意識を持っている人が大勢いるということを自覚しているようでした。

「ドリカムアレルギー」。幸せや希望に溢れた歌詞が受け付けないと拒否反応?

実は2017年頃、ネット上で”ドリカムアレルギー”と言う言葉が登場していました。

意味はドリカムの音楽を聴くと拒否反応が出ること、歌詞やメロディが受け付けないことです。

中村正人さんが自らの口で、その言葉を口にしたことでネット上がザワつきました。

実はマツコさんは番組の中で、ゲストが中村さんであるにも関わらず、忖度なしに自身もドリカムアレルギーであることを告白していました。

「嫌いではないけど、何がアレルギーの原因かって考えると、歌詞の世界観ですね。私からすると完全な夢を見させられている感じ」

「ドリカムは幸せの象徴なのよ」

と、露骨に夢や幸せを強調した歌詞に、拒否反応が出てしまうことを語りました。

ネット上でも、

「前向きではなければいけない感じが苦手」

「幸せの形を押し付けられているみたいで嫌」

との声があり、番組でのマツコさんの意見に共感する声が多く出ていました。

ただ、それだけ吉田さんの歌声が耳に入りやすい、雰囲気を感じやすいと言うことで、彼女の歌唱力の凄まじさ故の現象だといえます。

ガンズなどのゴージャス時代の後に無骨なニルヴァーナの時代が来たり、リア充の為の明るいポップロックが流行った後にバンプやRADのような弱者視点の楽曲が流行ったり、音楽のトレンドの流れとしては仕方ないことですね。

ドリカムの実力が楽曲がダメというよりも、”今の時代に合っていないだけ”で、時計の針が再びドリカムの煌びやかな曲に戻る時がくることでしょう。

ただ、EDMや打ち込み系と並行して昭和・平成のレトロが流行ってる今(2022年現在)に、ドリカムの支持率が低いのは、かなりの痛手であるのは事実です。

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