ニックメンザが死去。死因は心臓発作。メガデスのドラム時代。現在まで復帰に期待の声

メガデスでドラムとして活躍していたニックメンザが2016年5月21日に死去されました。

ニックメンザはクラブでのライブ演奏中に倒れてしまい、そのまま運搬先の病院で亡くなってしまったそうです。

51歳の若さでした。

まさかのスラッシュメタル最高のドラマーの死去に、多くのメタルファンがネット上で追悼の言葉を述べてます。

ニックメンザの死因ですが、死去直後は未発表でしたが、その後に”心臓発作”だったと発表されています。

心臓発作の原因については昔から不正摂取が多い方だったとのことで、食生活やお酒ではないか？と言われています。

ニック・メンザの経歴・プロフィール。メガデス黄金期のドラマーとして有名！

ニック・メンザの父親はのジャズ・サクソフォーン奏者として有名なドン・メンザです。

ニックは2歳からドラムを始め、18歳から本格的にバンド活動を始めました。

メガデスでの活動が有名ですが、メガデスに加入する前からランディ・ローズの実弟のバンドやジョン・フォガティのバッグバンドで活動。

若くして一流ミュージシャンと共演し、ドラムの腕前は買われていました。

1989年の25歳の頃、前任のチャック・ビーラーの代役としてメガデスに加入しました。

メガデスの全盛期の象徴的存在！ニック加入後にバンドは大ブレイク

1989年にメガデスに加入すると、ニックが参加した翌年90年に発表した4thアルバム『RUST IN PEACE』は全米チャート初登場23位、全英チャート8位を記録しました。

同アルバムはプラチナムの認定を受け、グラミー賞にノミネートされるなど、メガデスが飛躍する火種となりました。

さらに2年後の1992年に発売した5thアルバム『COUNTDOWN TO EXTINCTION』は全米チャート初登場2位を記録しダブル・プラチナムを獲得し、バンド史上最大のヒット作となりました。

1993年にはメタリカと共演し、エアロスミスのアルバムにも参加するなど、アメリカを代表するバンドと交流を持ちました。

1994年の6thアルバム『YOUTHANASIA』は全米チャート初登場4位、1997年の7thアルバム『CRYPTIC WRITINGS』は10位を記録するなど、ニック加入後の8年間は安定した人気を継続させました。

ニックが1998年に脱退するとメガデスの空中崩壊が始まりました。

ニックメンザがメガデスの活動を離れた理由は膝の故障。バンドのバランスが崩れる

1998年以降、ニックはメガデスの活動から離れました。

ニックがメガデスの活動に参加しなくなった理由は、1998年のライブツアー中に膝の故障です。

メンザはリハビリ生活を送ることになり、しばらく音楽活動の休止することとなり、その後に代役として元Y&Tのジミー・デグラッソが迎えられ、ジミーが正式にメンバーになるとメンザは解雇という扱いになりました。

翌年1999年にメインメンバーであったマーティ・フリードマンが脱退すると、バンドの人気に曇りが見え始め、2002年にはバンド解散を発表しました。

メガデスはその後に再結成しましたが、ニックメンザが在籍した1989年から1998年こそがメガデスがメガデスらしい姿であったとの認識です。

つまり、ニックメンザはメガデスの全盛期の象徴的存在だったということです。

ニックメンザの死因は心臓発作。当時はプリンスと同様の憶測があった

ニックメンザが亡くなったことに対して多くのロックスターが声明を出しており、５１歳での若さでの悲報に、衝撃が走ってます。

メンザが亡くなる直近でプリンスさんの死去もあり、当時のプリンスの死因に”摂っていけないものを摂っていた説”があった流れから、”ニックメンザも同様にそれを摂っていた説”が浮上していました。

しかし、その後に死因は心臓発作だったと発表されました。

心臓発作となった原因については、ニックメンザが若い頃から酒やタバコと、不健康の限りを尽くしていたのが理由では？と言われています。

メタル系のロックスターは、８０年代の一番激しい時代がメインなので、その時代の一線にいたミュージシャンは、何かと大きな病気や急逝が多い気がします。。

ニックメンザがメガデスのドラムに復帰する日を夢みて

メガデスの全盛期を語る方は、大抵、ニックメンザの名前を口にします。

やはり、彼のパワードラムは、歴代のメガデスのドラムの中でも、別格中の別格であったと言われてます。

仮に最高のオリジナルメンバーを組んで、メガデスを復活させるとなると、ドラムは間違いなくニックメンザであったことでしょう。

その最高だったメガデスの再来を期待していたファンは、今回のニックメンザの死去によって、その夢を打ち砕かれてしまったということです・・・。

メガデスファンの衝撃は想像以上で、この先も永遠に彼らの心の傷であり続けることでしょう。

Xがトシかヨシキのどちらかを失ってしまうぐらいに、ニックメンザを失ってしまうことは受け入れがたい事実です。

しかし、最高で３つのバンドを掛け持ちしていたニックメンザ。

再加入に踏み切れなかった時間が、何か切なさを増します。