今年いっぱいで引退することが決定している歌手の安室奈美恵さんですが、
現在行われてるドームツアーは連日ソールドアウトで、
転売対策に徹底した入場規制にて、チケットは超プレミア化していました。
そんな安室奈美恵さんのファイナルツアーも終盤、
引退ツアーのゴールが見え始めた時期に、
まさかの、名誉な賞を受賞することになりました。
沖縄県民栄誉賞受賞という、
大変名誉な賞を頂いたのですが、
その授賞式で、安室さんは涙を流されたそうです。
沖縄県民栄誉賞受賞とは?
今回、歌手の安室奈美恵さんが受賞された、
「沖縄県民栄誉賞受賞」とは、
具体的にどのような賞なのでしょうか?
沖縄県のホームページには、
(1)目的
広く県民に敬愛され、県民に明るい希望と活力を与える顕著な功績があったものに対して、
その栄誉をたたえることを目的とし、知事がこれを表彰する。
表彰は、知事が表彰の目的に照らして表彰することを適当と認めるものに対して行う。(2)表彰の方法
表彰は、県民栄誉賞を授与して行い、県民栄誉賞は、表彰状及び副賞とする。
表彰を受けたものの氏名又は名称及び事績は、公表する。引用元:http://www.pref.okinawa.jp/
と記載されています。
過去には春夏連覇した2010年度の興南高校ナインや、
全米女子で日本人最多勝を記録した宮里藍さんが受賞してます。
主にスポーツ関連の方が受賞されることが多いので、
アーティストの安室奈美恵さんが受賞するのは大変珍しい例です。
安室奈美恵と沖縄
安室奈美恵さんの生まれ故郷は沖縄で、
現在のオレンジレンジなどの沖縄出身ミュージシャンの先駆け的存在です。
【プロフィール】
生年月日:1977年9月20日
出身地:沖縄県那覇市
身長:158cm
体重:40kg
血液型:O型
沖縄県那覇市首里に3人兄妹の末っ子として生まれ、
小学生の頃に、沖縄にある「沖縄アクターズスクール」へ通い始めました。
スクールの校長にスカウトされ、
当時、家庭の事情で通えなそうであっても、
特待生という形で、スクールに通いづめたのです。
安室さんデビューした年齢が早いということで、
下積みらしい下積みを経験してないと思われがちですが、
安室さんにとっては、沖縄で過ごした幼少期が、
ある意味の音楽の下積み時代だったのです。
スクールに通ってた時代に、
琉球放送のローカル番組『HOTNIGHT おきなわ愛ランド』に出場し、
その番組内で行われたカラオケ大会に出場し、見事優勝を果たしのです。
下積みも、一番最初に注目されたきっかけも、
全て故郷、沖縄から始まっているのです。
去年のライブツアーでも、
沖縄公演への思い入れは強く、
最後に感謝を届けたい場所としての意識は強いことでしょう。
安室奈美恵の涙の理由
安室奈美恵さんの故郷でもある沖縄ですが、
常に心の中にはオキナワン魂が眠っており、
自分が生まれ育った土地や家族に対する気持ちが強いのです。
過去にはお母さんのことで色々とありましたが、
自分が深い愛情を受けた土地ということで、
幸せなことも、悲しいことも、すべて経験してきた場所です。
人生の全てをぶつけてきた音楽での功績を、
大切な地元から称えられて、嬉しくない人はいないでしょうね。
歌手人生、最後のイヤーに、
ある意味、レコ大よりも素晴らしい栄光を手にしたのです。
沖縄県民栄誉賞受賞のコメント
入室して一礼した後に、安室さんの挨拶が始まりました。
翁長氏の挨拶の後に、表彰状を授与され、
具体的にどのようなことが称えられたのか話されました。
「きょうはどうもありがとうございました。本当に皆さまお集まりいただきまして本当にありがとうございます。今回は本当に名誉ある賞をいただき、とてもうれしく思っています」
忙しいスケジュールの中、沖縄まで来ていただいたことに感謝の気持ちを伝えられ、
さらには沖縄県民の皆が喜んでる節の話をされると。
「すごく緊張してしまって…」
翁長氏「いろいろアジアのほうに行かれたようなんですが、大変な人だかりだったと聞いていますけど、やっぱりすごかったですか」
「そうですね。あの、みなさんすごく温かく迎えてくださって」
翁長氏が2000年のサミットを拝見しており、
安室さんのステージに感動し、涙を流した思い出について語りました。
「私もすごく緊張して、でも何かこう、私自身が何か、こう何かお手伝いできることというとやっぱり歌を歌うことだったので、それであそこの場所で歌わせていただいたことは本当にうれしく思いました」
お忍びで沖縄に訪問することがあるのか聞かれると、
「はい、そうですね」
みなさんへのメッセージを聞かれると
「本当に今回、名誉ある賞をいただいてとても、本当に本当に光栄に思っています。とてもびっくりしているし、デビューして25年間に私がしている活動の中で、1人でも多くの方が笑顔になったりとか、元気になってくださっているとするならば、25年間一生懸命頑張ってきてよかったなと思っています」
沖縄に生まれ育って、どのような思いを持って生きてるのか聞かれると。
「沖縄に対してはすごく優しい場所でもあるし、ただただ、こう、自分に厳しい場所でもあるので、いつでも帰ってくるたびに初心に戻してくれる場所でもあるので、すごく自分にとっては落ち着ける場所だなと思っています。そういう場所を1人でも多くの方たちに興味を持ってもらったりだとか、好きになってもらえたらいいなと思っています」
今後の活動について聞かれると、
「今後は、そうですね、引退までの間、その時間に関しては一生懸命、9月16日まで活動はしていけたらしていこうと思っています」
今後の話というのはされませんでしたが、それだけ今のツアーが過酷で、日々精一杯生きてるかってことだと思います。
この場で引退後の活動の内容について触れて欲しいとも思いましたが、もしかしたら本人もまだ明確ではないのかもしません。
引退後に関しての言及は、今後も注目され続けることでしょうね。。
1999年の羽田空港での涙
安室奈美恵さんがカメラの前で涙を流したことが、遠い昔にありました。
今から約20年前昔の1999年の3月でした。
故郷・沖縄で母親を交通事故で亡くした安室奈美恵さんは、実家のある沖縄に向かう途中、羽田空港にて、多くの報道陣の前で涙を流しました。
あの時の安室さんの涙を見て、もらい泣きをした人は多くいることでしょう。
書籍「約束」を遡って読んでも、安室さんとお母さんの絆の深さは永遠だとわかります。
あの頃の悲しみの涙が、20年の時を経て、嬉し涙になったのなら、これほど良い話はありませんね。