女優・長田奈麻の死因は病気。経歴と代表作(映画/ドラマ)

女優の長田奈央さんが2024年3月14日に亡くなられました。

知名度は全国区ではないものの、劇団が好きの間では有名な素晴らしい女優さんでした。

実は多く有名ドラマなどに出演されており、顔をみれば分かるという人も多いはずです。

今日は長田奈麻さんの経歴と、過去の出演作などについて振り返ってみたいと思います。

長田奈麻の経歴。田園調布雙葉高等学校出身の都会育ち!

長田奈麻さんは東京都出身の女優さんです。

劇団出身の女優さんということで、ドラマなどに多く出演しながらも、常に舞台でも活躍されていました。

近年はパンチの効いた中年女性を演じることなどが多く、”言われてみれば分かる”という方が多いようです。

名前

長田奈麻(読み:おさだなお)

生年月日 1967年12月15日
死去日 2024年3月14日
出身地 東京都
血液型 O型
身長 156センチ
体重 48キロ
事務所 ダックスープ
出身高校 田園調布雙葉高等学校
特技 英会話。日舞。オペラ。バレエ。ダンス。振付。

長田奈麻は田園調布雙葉高等学校出身の都会系女子!

長田奈麻さんの出身校である田園調布雙葉高等学校は、中高一貫のキリスト系の女子高です。

出身者にはアナウンサーや芸能関係、経営者が多い教養の高い学校です。

高校まで進学するには田園調布雙葉小学校または田園調布雙葉小学校附属幼稚園からの進学が原則ルールとなっているため、長田さんはずっと系列で通っていた可能性が高いです。

世田谷区に位置する私立の一貫ということで、お嬢様が多く通われています。

つまり、長田さんも生粋のお嬢様で、学生時代に良い教養を身につけていたことでしょう。

長田奈麻は舞台に生きた女優。振付スキルでも貢献!代表作は「相棒」「池袋ウエストゲートパーク」「梅ちゃん先生」

長田さんの活動は舞台が圧倒的に多く、特にナイロン100℃の作品には30年以上も関わり続けました。

特技であるダンススキルを活かし、振付師としても活躍されました。

ナイロンの公演でダンスが組み込まれている時は、彼女が振付をしている時が多かったですが、大人計画など他劇団の振付も担当しました。

劇団だけでなく、CMや映画でも振付を担当し、その多彩さを発揮していました。

多くの有名作にも出演!映画は「クワイエットルームにようこそ」「白夜行」など

キャリアのほとんどを劇団に捧げた長田奈麻さんですが、人気ドラマや話題の映画にも多く出演されていました。

出演したドラマは、

「できた できた できた」(NHK教育テレビ)

「池袋ウエストゲートパーク」(2000年、TBS) - リポーター 役

「たのしい幼稚園」(2001年、TBS)

「銀座まんまんなか!」(2003年、TBS)

「こちら本池上署3」(2004年、TBS)

「劇団演技者。 アンラッキー・デイズ〜ナツメの妄想〜」(フジテレビ)- アネゴ 役

「虹のかなた」(2004年、毎日放送)

連続テレビ小説(NHK)

「ファイト」(2005年)

「梅ちゃん先生」(2012年) - 看護婦 役

「セサミストリート」(テレビ東京)

「あいのうた」(2005年、日本テレビ)

「TV Comedy Club King」

「華和家の四姉妹」(2011年、TBS)

「ゴーイング マイ ホーム」(2012年、関西テレビ)- 井戸田 役

「AKBホラーナイト アドレナリンの夜 #15『穴』」(2015年11月26日、テレビ朝日) - 遥香の母親 役

「相棒」(2018年2月7日、テレビ朝日) ‐ 矢部継子

「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」(2021年、WOWOW) - 女性刑事・松坂 役

「家電侍」(2022年、BS松竹東急) - 産婆 役

など、多くの作品に名前のある役で存在感を示しました。

ただ、出演した映画は、「オペレッタ狸御殿」「クワイエットルームにようこそ」「白夜行」と意外に少ないです。

CMにも多く出演し、特に2005年のアリコは印象的です。

2005年の長田奈央さんが出演したこのCMは「内容が怖い」として、現在でもYouTubeなどで多く再生されています。

皮肉にも世間一般がの方が最も知る長田さんの代表作は、このアリコのCMだったのかもしれません・・・。

長田奈麻の死因は病気。病気療養中だった

長田奈麻さんの死去を伝えたのは劇団ナイロン100℃は公式サイトでした。

「かねてより病気療養中でしたナイロン100℃所属 長田奈麻が去る令和6年3月14日56歳にて永眠いたしました」

「ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでおしらせ申し上げます」

とのことでした。

死因は病気で、直前まで病気療養中だったことを伝えています。

また、所属していたナイロン100℃で、大半の作品で劇作・演出を手がけるケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)さんは自身のXにて、

「闘病の末、長田奈麻が逝ってしまいました。90年代頭に劇団健康に参加以来、幾多の舞台で独自の魅力を発揮してくれました。在団中の仲間を失くすのは初の経験で喪失感は大きいですが、稽古中にも『私のことより芝居を成功させてくれ』と叱咤されました。長田に報いるためにもナイロン100℃は続きます」

と長田さんとの思い出や、彼女を失った喪失感を綴りました。

病気で休んでる間も、芝居を優先して頑張ってほしいとの言葉があったそうで、最後の最後まで劇団を想っていてくれたそうです。

俳優仲間の峯村リエや廣川三憲、藤田秀世、小園茉奈も長田さんとの別れを惜しみ

長田奈麻さんの死去が発表されてから、SNSなどではすぐに彼女を追悼するコメントで溢れました。

特に同じ時代に仕事した戦友や、亡くなる直前まで付き合いのあった俳優仲間からの追悼が多くありました。

小園茉奈「長田さんの明るさ、優しさ、豪快さ、繊細さ、頼もしさにたくさん救われてきました。なんでもないくだらない話でまたゲラゲラ笑いたいです。これからもずっと大好きで憧れの先輩。とても寂しいです」

廣川三憲「悲しいご報告をしなければなりません。同じ劇団で同じ事務所、いくつもの舞台で一緒に闘ってきた長田奈麻さんが逝ってしまいました。あの異様に大きいリアクションの声をもう聞くことができないなんて。早すぎる。悲しすぎる。長い闘病お疲れ様でした。ゆっくり休んでね。奈麻さん今までありがとう」

藤田秀世「長田やみのすけと行ったラスベガスとロス、楽しかったなあ。芝居では夫婦役何回もやったなあ。些細なことにも大きく感動する人だったなあ。長い間ありがとう。お疲れ様でした。ナイロンが続く限り、長田と共に舞台に立ち続けます。そして又いつか。本当にありがとう」

また、ニュースのコメント欄でも長田奈麻さんの作品が好きだった人からは、

長田さんのまともに見えてちょっと破天荒な役が好きでした。」

「 確かに藤田さんとのご夫婦役をよく見た記憶があります。」

など、劇団ファンが終身に追悼のコメントが出しています。

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