今年2021年の8月は全国で大雨が続き、多くの被害をもたらせました。
特に九州地方では今までにないと言われるほどの量の雨が降り注いだそうです。
九州を中心にした記録的大雨は14日も続いた。気象庁は「経験のないような大雨になっている」として、未明から早朝に長崎県と佐賀県、福岡県に大雨特別警報を発表。大雨の要因となっている前線の停滞は今後1週間程度は続く見込みで、「出口は見通せない」状況だ。
大雨が始まった11日以降、九州の西の東シナ海で雨雲が次々とわき、西日本へ流れ込んでいる。雨のもとになる暖かく湿った空気が停滞する前線に向かって入り続け、前線の活動を活発化させているためだ。この影響で、集中豪雨をもたらす線状降水帯も頻繁に発生している。
世間はこの大雨の話題で持ちきりですが、実はネット上で、この雨に関連して「モンサンオゴオ」というキーワードがトレンドとして登場して話題となりました。
大雨による特別注意警報が出ていた地域
福岡県久留米市、小郡市、朝倉市、大牟田市、大川市、みやま市、大木町、長崎市、長崎県西海市、佐世保市、東彼杵町、川棚町、波佐見町、佐賀市、佐賀県多久市、小城市、鳥栖市、神埼市、吉野ケ里町、武雄市、大町町、江北町、白石町、鹿島市、嬉野市、有田町。
小郡(おごおり)イオンの場所と詳細(画像)
イオン小郡とは、大手「イオン」が小郡にオープンさせているショッピングセンター(イオンおごおりショッピングセンター、通称小郡イオン)です。
場所は福岡県小郡市です。
所在地:〒838-0115
福岡県小郡市大保字弓場110他
開業日:2013年11月8日
施設所有者:イオン九州株式会社[1]施設管理者:イオン九州株式会社
敷地面積:118,460 m²
今回、ネットでトレンドとなったキーワード「モンサンオゴオリ」のオゴオリとは、もちろん「小郡」にかけての発症です。
豪雨のたびに水没していた小郡イオンが止水扉や防水壁で対策。結果、周囲が水没する中で小郡イオンだけ無事で「モン・サン・オゴオリ」が誕生
実は過去に福岡県で豪雨があるたびに、この小郡のイオンが水没したとして話題になっていたのです。
しかし、過去の水没に対して徹底的な対策を施したことで、今回の歴史的豪雨の中でも、小郡イオンだけが生き残ることができたのです。
まず2018年の水没した小郡イオンの写真↓
そして2019年に水没した小郡イオンの写真↓
2020年の豪雨では徹底した対策で水没を防ぐことに成功。(さすがに休業はしていたが)
そして、今年2021年の歴史豪雨でも無事が報告されたということで、ネット上で鉄壁のショッピングモールという意味で、ヴェネチアの鉄壁に重ねて「モン・サン・オゴオリ」とよばれるよになったのです。
そもそもなぜ小郡イオンは水没しやすかったのか?
しかし、気になるのは、イオンほどの大きなショッピングモールが、過去何回も雨で水没してるということです。
イオンほどの大手であれば建物を建てる前から、さまざまな自然災害に備えた対策が行われると思います。
ネット上で小郡イオンが水没しやすい理由を調べてみると、
・近所の老人たちが花火が見えないとして3階建てだった予定が1階建てになった
とのことです。
やはり、福岡の田舎という土地柄、イオン側が求める条件の建物が作れなかったのでしょう。
小郡イオンが豪雨に耐えてモン・サン・オゴオと呼ばれることへの反応
・小郡に住む後輩が「九州のベネチアです、小郡の誇りです」って胸張ってたけど、これはほんと胸張っていいですすごいです
・マジレスしますと、ショッピングセンターの広い敷地を円滑に確保するには、水が出る土地などのマイナス条件をある程度のまないといけないんですよね。
・土地勘があって店の周囲も知っている家人が爆笑しております🤣 (小郡イオン→豪雨のたびに水没することで有名)
・水害を乗り切る知恵を持っている人達を報道して見習いたいよね!!
・年に数回お会いするTRPG繋がりの知り合いがここで働いていますが、必ず「今年のイオンどうでした?」という会話になる。 t
・めちゃくちゃ地元なんだけど家族でクッッソネタにしてたからわかるwwww 小雨でも小郡イオン終わったなとか言ってたな〜
・良かったね 小郡イオン´-`) どうかこのまま耐えてね
・豪雨のたびに水没していた小郡イオンが止水扉や防水壁を築き、水害時に超速で土嚢積み上げる自衛隊並みのオペレーション力を鍛え上げた結果、周辺が水没しても小郡イオンだけ生き残るようになったのを小郡市民が「モン・サン・オゴオリ」って言ってて爆笑した。