GACKTさんは卒業式のシーズンになると、全国のどこかの高校・中学校にサプライズで登場し「野に咲く花のように」を熱唱します。
実はGACKTさんがこの卒業式サプライズを決行したのは、10年以上も昔であります。
ある少年とラジオ番組の中で”ある約束”をしたことが発端で、たまたま出来た縁だったのです。
GACKTとマネージャー田中涼の卒業式物語
当時、GACKTさんはニッポン放送で自身のラジオ番組を持っていました。
その番組の中では、リスナーからのお悩み相談たるコーナーがあり、GACKTさんが独自の感性でリスナーの悩みを解決させていました、
卒業式のサプライズが始まったのは、そのリスナーからのお悩み相談です。
ある日の放送、ある高校生が、自身の高校が定員割れするとして、GACKTさんに力を貸すことをお願いしてきたのです。
その相談に対してGACKTさんは、高校生に自分の力で定員割れを防いで、それができたら卒業式に行って1曲歌ってやると約束したのです。
そして、その高校生は自分なりに動いで、翌年の高校の定員割れを防ぐことに成功したのです。
高校生(当時)の涼が約束を果たしGACKTが卒業式に降臨
同じ時期、GACKTさんは海外のライブツアーに出てい他のですが、帰りに飛行機の中で、ラジオの少年が約束通りに定員割れを防いだという話を聞くと、そのまま飛行機の中でサプライズで歌うための曲を作り始めたのです。
そして完成した曲というのが「野に咲く花のように」です。
GACKTさんは約束通りに高校生の卒業式にサプライズで登場で、急いで作った曲を披露し、「涼(高校生の名前)、約束は守ったからな」と言い残して去ったのです。
GACKTさんは前日に会場に訪れてリハーサルを入念に行うという徹底ぶりだったそうです。もちろんノーギャラで交通費も宿泊代も自腹でした。
産業的なことを差し置いて、純粋に歌でファンと約束を果たしあった事実は、多くのファンの心を揺さぶりました。
当日はメディアを入れることもなく、当時のサプライズの映像は商業的に公開されず、まさに人対人の純粋なやり取りでした。
「野に咲く花のように」は当時はリリース予定にはなかったのですが、ファンからの強い要望で翌年にリリースされました。
当時の高校生・田中涼はその後GACKTのマネージャーに
長く、GACKTさんの美談の1つに数えられている高校生との卒業式までの約束事。
実は、二人の物語は彼が高校を卒業した後も続きます。
なんと、当時GACKTさんとの約束を果たした高校生の田中涼さんが、社会人になってGACKTさんのマネージャーになったのです。
なんとも感銘深い縁でしょうか。
GACKTさんは涼さんの卒業式のサプライズを行った年以降も、毎年のように全国のどこかの高校でサプライズを行い続けていますが、涼さんがマネージャーになった後は、彼がそのサプライズを支える一員になっていたのです。
毎年卒業シーズンになると、テレビニュースでGACKTさんの卒業式サプライズのことが報道されていますが、サプライズの発端だった涼さんがマネージャーとして働いてることがニュースになると大きくな話題となりました。
涼さんはファンの間でも名物マネージャーとして知られ、会場で発見されると声をかけられるほどでした。
しかし、そんな涼さんが2020年頃にマネージャーを退職されてしまったのです。
田中涼がGACKTのマネージャーを辞めた理由って何?
GACKTさんはSNSや動画サイトなどで多くのコンテンツを展開されていますが、マネージャーである涼さんが登場する場面も多く見かけました。
GACKTさんのライブツアーの裏側に密着した地上波番組「シンソウ坂上」でも、涼さんが映るシーンが多くありましたね。
GACKTさんの側近の中でもネームバリューのあった彼ですが、2020年の夏前ぐらいに、自身のTwitterでGACKTさんのマネージャーを辞めたことを発表しました。
当時はコロナ禍でライブツアーが中止になり、GACKTさんも活動を自粛していた時期です。
涼さんがマネージャーを辞めた理由に関しては、様々な憶測が飛び交いました。
GACKTのパワハラに我慢できなくなった説
以前にネット番組でキックボクシングの那須川天心さんをボクシングで倒せという企画がありました。
全国から多くの腕っぶし自慢が応募し、GACKTさんの下で毎日体を鍛えていた涼さんも応募し、見事にオーディションに合格しました。
見事にトーナメントに出場する権利を得た涼さんですが、試合前の煽り映像にはGACKTさんも登場。
そこでGACKTさんは「殴られた回数も数知れず」と発言し、これまでもマネージャーとミュージシャンの立場でありながらも鉄拳体裁があったことを告白していました。
また、GACKTさんがYouTubeチャンネルを立ち上げたばかりの頃にアップした「GACKTにタメ口きけるか」というドッキリに涼さんが挑戦した際、涼さんのGACKTさんへの怯え方が半端なかったです。
日頃から、GACKTさんに相当キツく扱われてるんだなという印象でした。
涼さんがGACKTさんのマネージャーを辞めた理由に関して、パワハラに耐えきれなくなった説が出てしまうのは仕方ないことです。
コロナ禍で芸能メディアの仕事が厳しくなった説
田中涼さんがGACKTさんのマネージャーを辞めたのは2020年のコロナ禍が始まったばかりの時期です。
当時にして多くのライブのスケジュールがキャンセルされ、ミュージシャンなどの興行系のお仕事の方は収入が途絶えるという厳しい状況でした。
涼さんがマネージャーを辞めたタイミングは、コロナで日本の経済が絶望的になっていた最中だったということで、経済的な不安から退社したという憶測もあるのです。
純粋にずっと他にやりたいことがあった説
学生時代からの涼さんの話を聞いてると、とても優秀でポテンシャルの高い人間だったことが想像できます。
厳しいGACKTさんに10年以上も従えた他、キツいトレーニングや断食(GACKT一同によるファイスティング)にも耐えることができました。
那須川天心に挑む企画では素人ながらも根性を見せ、ファンを感動させました。
「シンソウ坂上」ではGACKTさんが涼さんのことを「マネージャーのかがみ」と褒め称える一幕もあったぐらいです。
そんな涼さんだからこそ、アーティストのマネージャーだけで終えるのは勿体無いですね。
多才で知識豊富なGACKTさんのそばでたくさんの世界を知って、自分なりにやりたいことを見つけててもおかしくありません。
実際に、涼さんはマネージャーを退社した理由について、新しいことに挑戦したい、チャレンジしたいと公言しているので、この説が一番濃厚だと思います。
現在もGACKTとの関わりが続く?
涼さんはGACKTさんのマネージャーを辞めた後も、SNSなどでGACKTさん関連のリツイートなどをしており、現在も仲は良好なように思われます。
GACKTさんはYouTube、学園祭などたくさんのコンテンツを抱えているので、まだどこかで涼さんが登場する日が来るかも知れませんね!