昨年の高校野球は習志野高校と星稜高校の間でサイン盗みを巡るトラブルがあり話題となりました。

また、メジャーリーグでもワールドシリーズを制覇したアストロズが好成績を残した3シーズンの中で慢性的にサイン盗みをしていたことが明らかになり大問題となりました。

日本プロ野球の歴史をの覗いても、過去にサイン盗みや球種の伝達を巡る問題はありました。

2021年7月6日に、阪神とヤクルトの試合の中で、阪神サイドがサイン盗みを疑われ激怒するという場面がありました。

ヤクルトの高津監督と、阪神の矢野監督がマンツーで睨み合うという恐ろしい展開となりました。

現役中は誠実なイメージのあった2人が、こういった形で睨み合う日が来るなんて、プロ野球ファンもビックリですね・・・。

阪神・近本がヤクルト・村上にサイン盗みを疑われる

ヤクルト-阪神戦(6日、神宮球場)で事件は起きました。

神宮球場の場内を騒然とさせる事件でありました。

場面は阪神が4点リードで迎えた5回です。

二死一の阪神の攻撃の場面。

二塁ランナーには近本選手がいました。

ヤクルトの左腕の田口麗斗が、打者・佐藤輝明に初球を投じる直前に、二塁走者の近本光司が膝に置いていた左手を横に真っすぐに伸ばして停止したのです。

その後、近本選手は再び膝の上に戻した左手をまた1度、2度、シュッシュッと動かす不自然な行為を行なったのです。

ヤクルトのキャッチャーの古賀優大選手は、インコース高めに構えていました。

肌から見ると、近本選手が打席の佐藤選手にコースか球種を教えるような伝達動作にも見えます。

実は阪神の佐藤はインコース攻めに苦しんでいるという伏線もあってか、それを見たヤクルト三塁手の村上宗隆選手はは、佐藤選手にコースを伝達するサイン盗みの違反行為だとの疑いました。

村上選手が左手のグローブで近本を指して審判にアピールしました。

投球後に、その村上の指摘に阪神のベンチが激怒したということです。

矢野監督と井上ヘッドコーチが大声で村上に怒鳴り高津監督とメンチ切る

村上選手に対して矢野監督と井上ヘッドコーチが大声で怒鳴りました。

「ごちゃごちゃ言うな」

「絶対やってへんわ。アホ、ボケ!」

このような暴言が、球場に響きました。

矢野監督が「やるわけないやろ。ボケ!」と罵声を飛ばしたことはハッキリと映像でき、YouTubeにもアップされています。

ちなみに暴言を浴びせられたヤクルトの村上は、矢野監督と井上ヘッドをにらみつけて三塁ベンチへ向かってノシノシと歩きました。

そんな村上選手に対して「動くな!こら!」と阪神ベンチからまたヤジ。

それを見た三塁コーチの藤本敦士と塁審が立ちはだかり、歩み寄る村上を止めましたが、試合を止めてヒートアップ。

結果、長い間、ネット前で審判団を挟んで矢野監督と高津監督が協議することになりました。

逆上した矢野監督は喧嘩腰で高津監督に向かっていき、両監督は口論。

その後に、「こっちもやるぞ」という高津監督の声まで聞こえました。

審判団らは「紛らわしいことはやめてくれということですよ」と矢野監督に指示。

矢野監督はベンチに下がりましたが雰囲気はずっと悪いままでした。

試合後、矢野監督は、疑惑を真っ向否定し、高津監督は多くを語らなかったそうです。

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