GACKTさんが自身で参画した、仮想通貨プロジェクト「スピンドル」(通称:ガクトコイン)。
企画を公表して以来、様々な賛否両論な意見が出ました。
あれから数年の月日が流れ、今ではGACKTさんはスピンドルのメンバーではありませんし、仮想通貨の話をすることもありません。
それでも、GACKTさんが何か別件で話題になると、当時関わっていたスピンドルのネタを持ち出され始末です。
疑問なのは、そもそもGACKTが関わっていた仮想通貨「スピンドル」とは何だったのか?
あれは成功だったのか、失敗だったのか?
正直、難しい専門用語が多く、関連のゴシップもゴロゴロ出てきたので、理解が追いつきません・・・。
ネットでは逮捕だとか、裏社会だと、圧力だとか言われてしまうのは何故なのか?
これまでのガクトコインとGACKTさんの経緯と、報道の一部を簡潔にまとめてみたいと思います。
GACKTの仮想通貨「スピンドル」(ガクトコイン)は失敗だったのか?何が悪かったのか?
そもそもGACKTさん及び関わっていた「スピンドル」は失敗だったのか?
そして、現在点で、GACKTさんは何か悪いことをしたのか?
正直、疑問ですよね。
簡潔にいうならば、スピンドルは投資した人の観点から見ると、現時点では成功とは言い難く、多くの人が損した(失敗)と考えていることでしょう。
そして、GACKTさんは基本的に法に触れるようなことはしてませんが、1つだけ黒に違いグレーな疑惑とあるということです。
ガクトコインの経緯と流れを簡単に説明
結果的にスピンドルは上場前に総額で200億円以上を集めたとされます。しかし、上場後に大暴落、事前の謳い文句とは真逆の結果となりました。
上場前には最高で1スピンドル=200円の価格でしたが、現在の価格は1円以下で、投資家に多額の損害を与えてました。
投資家たちに還元できてない(現時点では)、大損させてしまったという点で、宣伝を任されていたGACKTさんが悪く言われてしまうのも無理がないと思います。
過去に週刊誌がGACKTさんの宣伝トークの内容を報じて、その内容が金融庁に登録される前の会話だったことから、違法営業だの逮捕だの、度々言われるのです。
GACKTがスピンドルで違法営業を行なった疑惑が週刊文春に報じられる
まず、仮想通貨を扱う会社は、事前に金融庁に登録しないといけないのですが、その事を頭に入れて以下の流れを知っていただければ、どこに問題があったか分かります。
スピンドル公式: 「世の中のためになるシステムが作れます、すごいプロジェクトですが開発資金がまだないので、仮想通貨を買ってプロジェクトを完成させて一緒に良い想いをしましょう。」
↓
GACKT: 「プロジェクトの内容を絶賛し、仮想通貨の購入をオススメする。」
↓
実際のプロジェクトやシステム開発は、白書や計画書の予定どおりに進んでおらず、ブラックスター(スピンドルを扱う会社)は金融庁へ業者登録も済ませてなかった。
↓
ブラックスターのメンバーであるGACKTさんが金融庁への登録の前に宣伝してしまったのはマズく、最悪は違法営業法になるのではないか?という疑惑が出る。
週刊誌に報じられたGACKTさんの会話内容は、ブラックスターが金融庁に登録される以前の内容であったとされ、その会話内容に購入を促すような表現があったということで、違法営業でGACKTさんが逮捕されるのでは?という噂が出たのです。
逮捕疑惑の発端である週刊文春のGACKTの違法営業疑惑の会話内容と音声
この内容は2017年11月4日にGACKTさんが仮想通貨の商談会で話された内容とされてます。
当時、文春はYouTubeに会話の音声の一部をアップしており、その音声の声の主は間違いなくGACKTさんの声でありました。
参加者からの質問――(ブラックスターの)社長と知り合いなの?
GACKT「僕はそのメンバーの中に入っています。ブラックスターの中に入っています」
参加者からの質問――(まだ)上場してないから株で言えば、インサイダーやんね……
GACKT「法律が来年の1月か2月にインサイダーが適用されるという話が今回っています。1月か2月以降は言えないって。今は言える。ちょっと今までとは考えられない儲け方なので。1000万円を入れたのが2億とかなっているんですよ。この前、仮想通貨のフォーラムあったんですけど、皆めちゃくちゃ幸せそうなんです。この2年間で急にお金を持っちゃって。ただ、馬から車に変わる時代なので」
このGACKTさんのトーク内容を巡っては資金決済法違反(無登録営業)になるのではないか?という内容の記事だったということです。
スピンドルのセミナーにはGACKTの楽曲も流されていた?ファンも投資していた可能性
仮想通貨について取り扱ってるブログの筆者の方が、スピンドルのセミナーらしき会に出席したとレポートを書かれていました。
そのレポートの内容で一番驚いたのは、会場にGACKTさんの楽曲が流されていたということです。
個人的にはミュージシャンとビジネスマンとしては別の顔という意味で「大城ガクト」という名前で当時の活動をしていたと思っていたので意外でありました。
セミナーの会場には、通常の仮想通貨関係の商談会には見ないような層の方がおり、おそらくGACKTさんのファンではないか?とされます。
ただ、そうだとする、GACKTさんは真剣にブラックスターの事業を信じて、スピンドルの今後の可能性を信じていたのではないかな?と思います。
仮に悪いことをするつもりなら自身のファンに対してはふっかけたくないでしょうし、一生懸命作った楽曲をバッグミュージックにそんな話もしたくないと思います。
GACKTさんは上場してすぐに価値が暴落した際には、「1日の値動きで一喜一憂するやつは全部売っていいよ プロジェクトが始動してから文句言ってくれ まだZETAが実装されてないスピンドルに価値がないのは当然 」と言及されていました。
ZETAというのは、スピンドルで資金が集まり次第動き出す予定であった独自のプラットフォームのことです。
仮に上場してすぐに売り抜いて一儲けしようと考えていたなら、上場後に丁寧に説明をなんてしませんし、その時点で逃げてしまうのが正解です。
人を騙したというよりも、シンプルにGACKTさん本人が失敗してしまっただけ?と思います。
野田聖子や糸井選手とガクトコインの関係。旦那と金融庁圧力説はガセ?
ある週刊誌では、スピンドルの説明会の冊子にGACKTさんと野球選手の糸井選手が一緒に写ってる写真が載せられていたことを報じました。
おそらく2017年頃に撮影された写真だと思います。ブラックスターがスポーツ関係の事業の計画があったことから、スポーツ関連で集まったということでしょうか?
そして、GACKTさんと野田聖子さんが一緒に写ってる写真も週刊誌かた出ました。
週刊誌では、
「当時、野田先生は総務会長で、高市は政調会長を務めていました。党本部の同じ6階にそれぞれ部屋があって『今、GACKTさんがいるから来ない?』と呼ばれ、高市は総務会長室に行ったとのことです」
じつは、野田氏とGACKTが蜜月の関係であることは、永田町では知られていたという。某自民党議員が明かす。
「宝飾品関連会社の経営者がGACKTプロデュースのジュエリーなどを販売しています。この経営者と野田さんの夫は親しく、野田さんが結婚後は、GACKTと野田家は家族ぐるみのつき合いになっていったようですね
と、3人の写真が撮影されたのは2013年3月のことで、GACKTさんがプロデュースで関わっているジュエリーブランドの社長さんと、野田聖子さんの旦那さんが仲良しで、その関係でGACKTさんがその場にいたそうです。
野田聖子さんを通じてブラックスターの金融庁登録のために圧力をかけさせたというネタがありましたが、その事実はハッキリとしてません。
仮に本当だったとしたらGACKTさんも野田聖子さんもアウトなはずですが、何もない(逮捕もされない)ということはガセネタということでしょう。
1800万損した社長にGACKTが土下座謝罪?仮病で逃亡説も事務所は全面否定
スピンドルの件以降、GACKTさんが別件で炎上する度に仮想通貨の件が蒸し返されます。
GACKTさんが活動休止を発表した際には、スピンドルの代理店をやっていたとされる男性の方の話が週刊誌に出てました。
その内容は、あたかもGACKTさんが仮病で逃げたような内容であり、さらにスピンドルに投資して損した社長さんにGACKTさんが怒り、GACKTさんがその場で土下座の謝罪をしたということが書かれていました。
週刊誌の記者はGACKTさんの事務所に問い合わせしたそうですが、その話があった2019年の3月頃はGACKTさんは海外に行っており日本にはいなかったそうで、完全に否定されてます。
裏の取れてない信憑性のない記事でしたが、このような記事がコンスタントに出てくるのは悲しいことです。
なぜキプロスへ?で現在も仮想通貨への関与の疑惑
2021年9月にGACKTさんの活動休止が大きく報じられました。
GACKTさんのエージェント体調不良の経緯を説明し、8月6日にビジネスで渡っていたキプロスから帰国後に体調を崩したと説明されました。
この際、多くの人が「なぜキプロスに行くの?」「何しに行くの?」と疑問に思い、様々な憶測が出ました。
そもそもキプロスという国は、過去に「キプロスショック」と言われる、仮想通貨関連で話題になった場所です。
キプロスショックとういうものを簡単に説明すると、キプロス政府がキプロスの全国民の全預金に対して最大9.9%の課税を強制的に行うという暴挙に出て、国民が預金を崩す為に銀行に殺到し、銀行からお金が引き出せないという事態になり、国民が政府に対して不信感を募らせたという話。
この際に資産を守るために多くの国民がビットコイン購入に走り、結果的にビットコインの価値が上昇したという話です。
現在でもキプロス現地にはビットコイン関係のビジネスの話が多くあるそうで、そのような国にビジネスとして繰り出したGACKTさんは、今でも仮想通貨関係の仕事に関わっているのではないか?という疑惑です。
仮に関わっていたとしても、悪いことをしてるわけではないので、それは勝手だと思うのですが、ブラックスターで印象を悪くした分、今後は表経ってビットコイン関係の話はしないことでしょう。
GACKTの仮想通貨(SPINDLE)が5カ国上場した当時の反応
スピンドルが上場する前は、「上場前に持ち逃げ」と詐欺まがいだと憶測していた人方がいました。
しかし、2018年5月24日にGACKTさんは自身のブログでスピンドルが上場したことを発表しました。
「この仮想通貨の市況がまだまだ悪い中で、ようやく一つのゴールと新たなスタートを迎えることとなった。去年からこの仮想通貨プロジェクト【SPINDLE】のコアメンバーとして関わって来たが、SPINDLEは世界に広がる五カ国の取引所に同時に上場することとなった」
と報告しました。
また、今年中にさらに12カ国の取引所にて、上場する準備を進めていることも明かしました。
多くの批判がありながらも、肯定し、応援してくれた方の数も多く、
「世界中でSPINDLEの流動性がここからますます上がって行くことは本当にうれしいことであり、まずはここまでSPINDLEを応援し支えてくれた世界中の方々に感謝の気持ちを届けたい。本当にありがとうございます」
と、これまで支えてくれた方に感謝の言葉を述べました。
上場するまでに、脅迫疑惑など様々な問題がありましたが、今度は、上場した後の値の上げ下げで賛否が出そうです。
スピンドルメンバーを語るスパムアカウントが存在した
最近ではスピンドルメンバーに扮した、スパムアカウントも登場しているようで、そのような人物に注意するようにも綴られていました。
「次から次へと理解不能な行動をする輩が出てくる。【ほえる輩に盗む輩】いろんな種類の人間がいる。どんな生き方をしてもいいと思うが、因果応報という言葉があるようにロクでもないことをすると全て自分に返ってくると思うのだが…。SPINDLEホルダーだけでなく、他の投資に関わる方たちもこういったSPAMやSCAMMER(詐欺師)には十分注意して貰いたい」
さらにブログでは、世界的な評論家からの、スピンドルの高評価をも紹介されていました。
ガクトコイン(仮想通貨)を買った人の当時の反応
ネットの声では、
ICO購入者は気の毒だけど、今が仕込み時。市場全体の地合いの回復と共に、SPDは間違いなく上がるよ。
勝つことがわかってるレース程つまらないものは無いだろう。健闘を祈る。
今日、約3円で買えました。6円弱になったからすぐ売りました。ご馳走様でした。
否定的な声もあれば、肯定的な声もあり、徐々に、ポジティブな声も増え続けますが、ネットの性質上、ポジティブな声が上回ることはなさそうです。
まだ仮想通貨は早すぎると考える方がほとんどですが、この時期に、努力を重ねて頑張った先駆者として、
数年後、GACKTさんを讃える人が増えることでしょう。
GACKTがTwitterアイコンをダレノガレ明美に!トリンドルと勘違い
スピンドルが上場する前は平和な話題もありました。
GACKTさんは仮想通貨のスピンドルとかけて、トリンドルさんの名前を出して、Twitterのアイコンを変更すると宣言し、間違えて「ダレノガレ明美」さんのアイコンにしてしまったという小ネタです。
GACKTさんは「トリンドルってどちらさん?」と、存在を知らないながらも興味津々の様子、そして、「わかりました。それじゃ、トリンドルに変えておきます。。。」と宣言。
アイコンをトリンドルさんに変えたつもりでしたが、いざ変更されたアイコンの女性は「ダレノガレ明美」さん。
GACKTさんに多くのフォロワーがコメントで反応。「それトリンドルじゃなくてダレノガレ!」と、多くのユーザーが指摘。
GACKTさんは当初、自分が間違えたことに気づかず、「だからトリンドル」と強調していました。丁寧にトリンドルさんとダレノガレさんの違いをまとめた画像を投稿され、ようやく自分が間違えたことに気づいたようです。
互いにハーフタレントで、少なからず意識し合う二人ということで、芸能事情的にもまずい勘違いにも気づいたそうです。
当時はこの件でトリンドルさんとダレノガレさんが揃ってトレンドキーワードにまでなる事態に。GACKTさんはこれを機に仲良くしようと提案し、結局、変えないまま、アカウントを放置してしまいました・・・笑。
ダレノガレさんの複雑そうな反応。
さらにはダレノガレ明美さんも、そのことをファンから知らされ、驚きのリアクションを見せていました。GACKTさんが自分の画像を美人だと言って使用してるので、心底悪い気はしないのかもしれません。
GACKTさんその後も長くダレノガレさんをアイコンに使い続けていました。自分の行動を完全に忘れていたのでしょうね。