かつてネット上で人気者だった”性の喜びおじさん”。
2016年頃からSNSを中心に話題になり、その後にテレビ番組に出演したり雑誌のインタビューに答えるなど、ちょっとした有名人となっていました。
今日は”性の喜びおじさん”とはどんな人なのか?
そして、2017年に亡くなってしまった理由、生存説などについて書いてみたいと思います。
死因や、トラブルになったサラリーマンとのこと掘り下げてみたいと思います。
”性の喜びおじさん”とは?熊本出身の孤独な独身男性。本名・岩下竜二で人気者!
性の喜びおじさんとは2016年9月頃、京王井の頭線の車内で撮影されたネットで有名になった当時50代の中年男性です。
あだ名 | 性の喜びおじさん |
本名 | 岩下竜二 |
出身地 | 熊本県熊本市 |
職業 | 無職(元サラリーマン) |
命日 | 2017年3月11日 |
年齢 |
’2016年当時で55歳 |
電車内でのユニークな発言とリアクションで若者の間で有名。鉄板の台詞が面白い!
”性の喜びおじさん”は黒のシャツ、黒の短パン姿にタイトな十字架がトレードマークとなっています。
電車内で大きな声で、
「性の喜びを知りやがって、許さんぞ!」
「俺は女大好きだよ!」
「Weekend Loverのくせに!」
「あんなことこんなこと、ドラえもんみたいにやっとんだろ!」
「月曜日のマンデーに!」
とオーバーリアクションを交えて叫ぶと言った行為を行なっています。
性の喜びおじさんは西郷隆盛似の彫りが深く鋭い眼光の容姿も個性的です。
叫びだけでなく独自の思想の独り言を延々とぼやいている姿もありました。
有名になったきっかけは、性の喜びおじさんと居合わせた人の携帯カメラによって盗撮され、Twitterにアップし拡散されウケたためです。
「私もみた事ある」
「危ない人だと思ったら、実は面白いことを言ってる」
など意外にも好意的に捉える声があり、その後に有名人になったのです。
特に若者に対して「性の喜びを知りやがって」との発言が有名で、後に”性の喜びおじさん”と呼ばれるようになりました。
性の喜びおじさんの病気。千鳥の番組や雑誌メディアにも登場し人気者に!
電車内で独り言や魂の叫びを続ける”性の喜びおじさん”。
顔の表情や極端な挙動から、”何か病気があるのでは?”と言われていました。
独り言を延々と言っていたことから、統合失調症や知的障害者によく見られる独語が連想されたり、機敏に首振りをして乗客に目配せしていたことからチック症が疑われたりしていたようです。
単純運動チック……まばたき、首を急速にふる運動、肩をすくめる、しかめ顔。
- 単純音声チック……せきばらい、吠える、鼻をすする、シューという音を出す。
- 複雑性運動チック……自分を叩いたり、飛んだり跳ねたりする。
- 複雑性音声チック……特定の単語を繰り返すもの、時には社会的に受け入れられない(しばしばわいせつな)単語を使うもの(汚言)、自分の発した音や単語を繰り返すもの(同語反復)。
このほか、まれに運動チックと音声チックの両方が慢性的にみられる「トゥレット症候群」もあります。
慢性化され重症化したトゥレット症候群ではないかという声もありました。
しかし、病気とかではなく、本人が単純にお酒に酔って可笑しくなっているだけだったことがわかっています。
酔っていた際に、イチャイチャしているカップルを目にし、その男に向けての嫌味な発言(本人曰く腹いせ)が、そのまま声になってしまったことが始まりのようです。
千鳥のテレビ番組に出演し雑誌インタビューにも答える。性格の良さが知れて人気者に!
性の喜びおじさんが人気者になった背景には、有名メディアへの出演もありました。
2017年1月30日に番組『BAZOOKA!!!(BSスカパー!)』にVTR出演し、人気お笑いコンビの”千鳥”と対談しました。
番組の中で、熊本出身で本名は岩下 竜二(いわした りゅうじ)であること、父親の遺産で都内に築21年のワンルームマンションを購入し、現在は無職で母親の仕送りで生活していることなどを語りました。
学生時代にはそこそこモテたようですが、初体験について語りたがりませんでした。
適当に嘘を付くよりも”話さない”という態度が、真っ直ぐな良い人の印象でした。
現在は体を鍛えることが趣味で、一時期ジムで知り合った女性と付き合っていたようですが、総じて彼女イナイ歴23年(32歳の頃から恋愛していない)だということも発覚しています。
番組での印象はとてもよく、その後に遭遇した人が一緒に写真を撮ってSNSにアップするということが増えました。
元々、無断盗撮ではなく礼儀を持って話しかければ気さくに応じてくれたり、人当たりが良く多くの人がツーショット写真や集合写真を撮ってくれたりしました。
側から見れば明らかに危ない人ですが、実はとても良い人であることが立証されています。
性の喜びおじさんが死去。死因は窒息死を。配信者・ノエルが伝える。犯人の動機は”卑猥なセリフ”
2017年、ネット上で性の喜びおじさんが亡くなったとの噂が出ました。
噂の理由は、2017年3月11日にテレビが伝えた東急田園都市線上り列車でのトラブルで亡くなった方が、性の喜びおじさんとそっくりだった為です。
2017年3月11日正午過ぎ頃に、東京都世田谷区の東急田園都市線上り列車の車内で男性3人に一人の男性が取り押さえられ、その後意識を失い病院に搬送され死亡。
東急田園都市線は日頃から性の喜びおじさんの目撃情報が多く、さらに時間帯も彼の出没時間とかぶっていました。
報道では「車内で大声で叫んでいたため、周囲の乗客3人が注意しましたが、それに反抗してきたため桜新町駅の2番線ホームで取り押さえた」とのことなので、行動の特徴も合致しています。
今日、電車に乗ってたら桜新町駅で性の喜びおじさんが喧嘩してた現場に遭遇するというね笑 その影響で電車止まったわ
— 早稲田大学 キナシーBC (@Bc72001335Bc) March 11, 2017
また、SNSでは当日に性の喜びおじさんが電車内で喧嘩してる姿を目撃したとの証言もあり、ニュースになった男性が本人であることが裏付けられました。
3人の乗客が注意し喧嘩?動機は”性の喜びおじさん”の台詞やオーバーリアクション
気になるのは、なぜ性の喜びおじさんがサラリーマン3人に取り押さえられたのか?ということです。
そもそも彼が有名になった理由は、電車内での大声での独り言やオーバーリアクションです。
サラリーマンの3人が性の喜びおじさんと揉めた背景には、”いつもの大声での卑猥な台詞とオーバーリアクション”ではないか?と言われています。
性の喜びおじさんは知ってる人からすると面白いおじさんかもしれませんが、何も知らない人からするとただの不審者です。
彼の言動や行動を注意し、揉め事に発展し、最終的には3人のサラリーマンに取り押さえられ、窒息し意識を失ってしまったとの見解ができます。
2017年3月12日の朝日新聞東京本社朝刊では「男が卑猥な言葉を叫んでいた」と報じているので、その説が有力です。
”性の喜びおじさん”は生きてる?目撃が途絶えノエルの配信で生存説はガセ確定
2017年3月11日に死去した”性の喜びおじさん”ごと”岩下竜二”さん。
死去したばかりの頃は、一部ネット上で”生存説”が囁かれました。
その理由は、揉め事が起きたのが3月11日の昼過ぎだったにも関わらず、同じ日の夕方16時に彼と一緒に撮った写真をSNSにアップした人がいたからです。
このスリーショット写真がきっかけで、”実は生きてるのでは?”という説が一瞬だけ出たのです。
しかし、その後に交流のあったネット配信者の”ノエル”さんが性の喜びおじさんが住んでいた東京都杉並区のマンションを訪問し、実際に亡くなっていることを確認し、亡くなったことが確定しました。
ノエルさんは無断でマンションに立ち入ったとして、その時に逮捕されています。
マンションに無断で侵入したとして、警視庁は24日、建造物侵入容疑で横浜市の少年(17)を逮捕した。少年は平成27年、東京・浅草の三社祭でドローンを飛ばすことをインターネットに配信した動画で示唆するなどして、威力業務妨害容疑で同庁に逮捕されていた。
逮捕容疑は、ネット上で「性の悦びおじさん」の愛称で知られ、今年3月に死亡した知人男性が住んでいた東京都杉並区のマンションに無断で立ち入ったとしている。少年は以前、この男性宅で、男性との会話を動画配信していた。
またメディア報道からも死去した男性が”性の喜びおじさん”と報じています。
彼が亡くなったのは紛れもない事実でありました。
YouTuberが性の喜びおじさんの事件を渋谷警察に聞く。襟で頚動脈が絞まる。犯人は逮捕・起訴されず
死去説と生存説があった”性の喜びおじさん”。
噂の真相を確かめるべく、YouTuberのMASA-KIさんが警察に聞きに行くという動画がありました。
MASA-KIさんは渋谷の警察にて、2017年3月11日に死去が伝えられた男性が、岩下竜二さん(性の喜びおじさん)であることを確認しに行きました。
警察に聞き込みした結果、2017年3月11日に電車内のトラブルで亡くなった男性は、間違いなく性の喜びおじさんだったと分かりました。
警察の話では、岩下さんはサラリーマン3人に取り押さえられた際に、ジャケットの襟で頚動脈が絞まってしまい意識を失ってしまったようです。
性の喜びおじさんは首にピッタリ巻き付いたネックレスをトレードマークにしていた為、当日もネックレスを着用し、襟を絞められた際にネックレスで気道が絞まった可能性が高いです。
犯人のサラリーマンは逮捕されず。今後も起訴される可能性は低い
卑猥な言葉は発しながらも、ユーモラスで愛嬌もあった性の喜びおじさん。
メディアに出演した後は若者がSNSで一緒に撮った写真がアップされるなど人気者でした。
そんな性の喜びおじさんが亡くなってしまったのですから、ネット上では彼を悔やむ声で溢れてます。
性の喜びおじさんと揉めた際に、窒息死させてしまったサラリーマンですが、現在も逮捕はされていません。
殺意があったわけではなく、性の喜びおじさんもある程度は攻撃してたことから正当防衛との見方もできます。
ある弁護士は、今後もサラリーマンが逮捕・起訴される可能性は低いとのことです。