人気YouTuberのヒカルさんは過去に幾度も炎上事件を起こしています。
ヒカルさんがこれまでに起こしてきた炎上事件の中でも最もインパクトが強く、影響を与えたのが有名な「VALU(バリュー)騒動」です。
2017年当時、ヒカルさんと仲の良いYouTuber・ラファエルさん、いっくんら共に、自分自身を株に置き換えて価値を見出すサービス「VALU(バリュー)」に参加し、高額の価値がついて早々に株を売り抜いて購入者に大損をさせたのではないか?という事件です。
すでに昔の事件ではありますが、今でもヒカルさんが物議を醸す言動や行動を行うと、この騒動のことが掘り起こされ揶揄されるパターンが鉄板であります。
直近でヒカルさんのことを知って好きになった人からすると「バリュー事件ってなに?」と意味不明なことでしょう。
今日はそんな人のために、過去に大炎上した”バリュー事件”とはなに?ということを、わかりやすくまとめてみたいと思います。
ヒカルが起こした大炎上。”バリュー騒動”とは何だったのか?
まず、VALU(バリュー)とは何か?ということから説明します。
VALU(バリュー)というのは2017年5月にスタートした、ビットコインを使った擬似的な株式(VA)を発行することで、自分自身の価値を売買できるサービスのことです。
通称”VA”とも呼びます。
VALUは、夢や目標をどう実現していいかわからない方、金銭的な理由で実現できない方などが、継続的に支援者を募れる場所をつくりたいという思いで開発しました。発行主の情報、タイムライン、優待情報などをご確認いただき、皆様の「応援したいVALU」が見つかると幸いです。 引用:VALUのツイッター
ヒカルさんらがバリューで騒動を起こしたのは、2017年の8月と、まだバリューが始まって間もない時期のことでした。
ヒカルさんは仲の良いYouTuberのラファエルさん、いっくんさんらと共に、2017年8月10日にバリューを開始しました。
そこで問題の”インサイダー””売り抜き”など物議を醸すアクションを起こしました。
そして、後に謝罪と活動休止にまで追い込まれます。
ヒカル・ラファエル・いっくんはバリュー参戦早々にストップ高の注文
2017年8月10日にヒカルさんと、仲間のラファエル氏、いっくん氏らとともにVALUを開始。
3名とも人気YouTuberということもあり、開始早々連日ストップ高での買い注文が続きました。
開始4日後の8月14日にヒカルさんがSNS上で「明日一気にバリューで動く!」と投稿し、この投稿を機にVAの価格がさらに高騰しました。
しかし、そんな投稿をした翌日8月15日に、ヒカルさんらは驚きの行動に出ます。
なんと、自分らのVAを一気に売却してしまったのです。
ヒカルたちが突然全VAを自ら売りに出し暴落し投資者は大損
ヒカルさんのSNSでの一声でさらに高値を記録したVAでしたが、その1日後の8月15日に事態は急変します。
なんと、ヒカルさんが突然、何の告知もなく所持していた全VAを自ら売りに出してしまったのです。
その時点で、ついさっきまで高騰していたVAは暴落してしまったのです。
ヒカルさんとほぼ同じタイミングにラファエルさんと、いっくんさんもほぼ全VAを売却してしまいました。
結果、初期にVAを買っていた一部の人以外、多くの株主(VALU保有者)が大損するということになってしまったのです。
ヒカルのページ内に掲載していた「優待(VALU保有者特典)」の記載が削除
ヒカルさんたちが突然VAを大量売却した時点で問題となっていました。
しかし、さらに問題視されたのは、ヒカルさんがバリュー参加当初に自身のページ内に掲載していた「優待(保有者が受けられる特典)」についての記載を削除していたのです。
ネット上では、ヒカルさんの行動の一連が知れ渡り即大炎上に発展してしまったのです。
ヒカルは黒髪で謝罪し全VA株を最高価格で買い戻し。活動休止も
ヒカルさんらが株を売却した後に大炎上が起き、結局すぐに謝罪をする羽目となりました。
騒動を受けて、ヒカルさんは8月17日に自身のツイッターで一連の騒動に対して謝罪しました。
そして、今回は僕の行動や言動により多くのファンや視聴者の皆さん、普段から関わってくださっている方々にご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。 お騒がせして本当にすみませんでした。 今後はこのような事がないようにしっかりと自分の行動に責任を持って活動していきます。 引用:ヒカルTwitter2017年8月17日
そして、自身のVA(VALU上で取引される株式単位)について最高値で自社株買いを行うと発表しました。
2017年9月4日にはヒカルさんチャンネルにて、事件を起こした3人が髪を黒く染めて揃って謝罪する動画がアップされました。
一連の騒動に対して謝罪し、NextStageの解散と無期限の活動休止も発表しました。
その騒動の後にネットニュースとして扱われたり、炎上系YouTuber・シバターさんを筆頭に、多くの方々に冷やかしのネタにされる事態となりました。
確信犯で売り抜いた訳ではない?利益は寄付つもりでいた
この騒動に関しては、ヒカルさんとラファエルさん、いっくんの3人で人気を競うために始めた企画であったことが発端で起きたことで、決して3人が金儲けのためにわざとやったわけではありませんでした。
3人はVAで出た利益は寄付に回すつもりでいたそうです。
実際に3人が稼いでる金額のことを考えれば、VAで売り抜いて稼ぐ金額なんて割が合わないので、この説は事実だと思います。
ヒカルさんら本人も、それぐらいの金額で信頼を落とすのは勿体無いとの言及もされていました。
VAZの顧問・井川拓哉もVA株を売却?インサイダーと黒幕の疑惑
この問題は3人だけのことでなく、ヒカル氏らが所属する会社・VAZの顧問である井川拓哉さんも巻き込み事故を受けました。
実は井川拓哉さんもヒカルさんらのVAを初期から所持し、VAの暴落直前に高値で売り抜けていたそうです。
そのことから、ネットで「インサイダー取引ではないか」と疑う声が出てしまったのです。
さらには、この一連の騒動の黒幕は彼ではないか?という声まで出てしまいました。
もちろん、そのような証拠はどこにもありません。
ヒカルがインサイダーで逮捕される可能性は0?
この当時の騒動でファンは”ヒカルが逮捕される?”と心配していました。
一応は特定有価証券等に該当しないとのことで、インサイダー取引規制の対象にはなりません。
ヒカルさん投資を煽るような購入者特典の記載をしていたことに関しては、優待の内容が明確でなかったこともあり、法に引っかかる可能性は低いとされます。
つまりは、ヒカルさんがこの事件で逮捕される可能性は限りなく低いということです。